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夢の中の老人

記事一覧

第35話「スマホに潜む悪魔」

「君はヤフーニュースを1日に何度も見たりしないか?」と夢のなかで老人が語りかけてきた。 「何度も見ますね。」 「中毒症状が現れているな。ヤフーニュースは1ヵ月150億回も見られているニュース媒体の王様 …

第34話「医者になっても食っていけるか?」

医者が市電の運転手やドアボーイをしている 「1974年、俺が医学部に入ると、親父が俺を呼んで次のように言った。『お前も知っていると思うが、イタリアやドイツでは医者になっても飯が食えずに市電の運転手やド …

第33話「古代ローマ帝国の統治法を真似するアメリカ」

歴史書ほど重要な書物はない 夜のメリケンパークでぼんやりと帆船を見ているとどこからともなく老人が現れて話し始めた。「俺は塩野七生という作家のファンでローマ人の物語やギリシャ人の物語などを読んできた。彼 …

第32話「第4次産業革命の行方」

裁判所はメールを使わせない 「裁判所ではファックスしか使えないのを知っているか?」 「まさか!外国人が日本に来て一番驚くのはいまだにファックスが使われていることです。メールなら電話代もかからず、文章の …

第31話「現代のゴールドラッシュ」

技術革新が巨匠を生む 私がホテルの部屋から外を眺めていると、何処からともなくいつもの老人が現れ話しかけてきた。 「マイクロソフトのビルゲイツとアップルのスティーブ・ジョブズは同い年の1955年生まれだ …

第30話「それでも家を建てますか?」

「知り合いの医者が高級住宅地に家を建てた。ただし駅から30分も歩かなければいけない所だ。近くにバス停はあるが1時間に1本しかない。」と老人が話しだした。 「邸宅街ですね。田園調布とか成城学園前、関西な …

第29話「頭のいい人」

「最近、頭のいい人という言葉を聞かなくなった。そう思わないか? 」 「確かに。聞かなくなりましたね。」 私は夕暮れのカフェで、老人と街を見ながら歓談していた。 「それはスマホのせいじゃないかな?」 「 …

第28話「フグでワインが飲めますか?」

老人に案内されたフグの店は路地裏にひっそりとたたずんでいた。店は9月から翌年の3月までの半年しか開いていない。フグは冬が旬で、夏に食べる酔狂な人はいない。この店は、昔ながらのフグ料理店の伝統を受け継い …

第27話「塾には行かせず遊びに連れ回ったが弁護士になった」

「昔から知り合いの医者が遊びに来た。そいつは子供の頃は大変な悪ガキで、爺さんの飼っていた黒猫を汲み取り便所に掘り込んだような奴だ。」 「それで猫はどうなったのですか?」 「糞便にまみれながら便器から飛 …

第26話「現代人は裸の王様 ネットに潜む茶坊主たち」

32歳の女性の婚活に現れた63歳の男性 32歳の女性はネットを用いて婚活をしていた。数十万を払い、独身証明書と年収証明書を提出すると、お見合いをしたい男性から写真とコメントが送られてくる。 あるとき、 …

第25話「鰻でワインが飲めるか?」

[うなぎでワインが飲めますか?]というのは、ソムリエの田崎真也氏が2006年に書いた本のタイトル。確かに鰻にはワインは合いにくい。この難問に老人の友人である横井氏が挑むという。 老人が鰻の一流店を予約 …

第24話「生活のリズムが速くなっていく世界」

子供の頃に比べると何やら慌ただしい。落ち着かない感じがする。働き出したからだと思っていたが、そうではないみたいだ。 私は山の上にあるカフェレストランで満月の夜景を見ながら、そんなことを頭に浮かべていた …

第23話「お前らなんぼのもんじゃ」

路上でヤクザが怒鳴り合っている。 「なに言うとるんじゃ!コラ!」 「なんやと!お前らなんぼのもんじゃ!」 「お前こそなんぼのもんじゃ!」 それを見ていた老人がゲラゲラ笑いだした。私は思わず止めに入った …

第22話「別荘を買うなら都会だ (都市別荘)」

「別荘を買うなら都会だ。」と老人が妙なことを言い出した。私は老人の言葉を遮るようにいった。「どうしてですか?都会に住んでいる人が、人混みに疲れ、自然の中でゆっくりと気を休めるのが、別荘の意義でしょ。都 …

第21話「行進という特殊な教育」

「先日、小学校の校門の前を通りかかって驚いた。通学してくる生徒におはようございますと声をかけているのが教師で、それに答えもせず学校に入っていくのが生徒だ。先生はどうして怒らないのか不思議で仕方がない。 …

第20話「人疲れ」

東京の地下鉄で隣の人と肩を寄せ合うように座っていた。隣の人の息遣いが肩を通して伝わってくる。大学院生の時、実験動物のマウスをケージに入れて飼っていた。5匹以上入れるとマウスはストレスから共食いを始めて …

第19話「金持ちの幸福度」

私はJR品川駅の構内でトンカツ弁当を買い、新幹線に乗ろうと順番を待っていた。すると後ろの乗客のバッグが私の弁当に当たった。振り返ると大きなルイヴィトンのバックを持った年配の女性が立っていて、同じくらい …

第18話「ゴルフ三昧の耽美な日々」

夢の中で私は老人にゴルフをするのは楽しいですかと聞いてみた。 「普通にゴルフをするのも楽しいが、俺の場合は幾つかの偶然が重なり、とても耽美な日々を過ごすことが出来た。それは、たとえばとても気の合う女性 …

第17話「食道楽」

私は夢の中で老人に連れられて神戸のトーアロードにある日本料理店に出かけた。老人は評判の店だと聞いて出かけることにしたという。店に入ると8人ばかり座れるカウンターがあり、奥には小さな座敷もあるようだ。料 …

第16話「科挙シンドローム」

頭の悪い弁護士 私は代官山のTサイトにあるスターバックスでカフェラテを買い、屋外の椅子に座って飲み始めた。空を見上げると紫色のストーブ炎の向こうに満月が見える。突然、ゆらゆら風景が揺れはじめ、私は睡魔 …

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