山本巌先生の漢方とはどういうものだったのか?
山本巌先生の門下生に山本先生の漢方に対する理念(山本漢方と呼ばれている。)は、何ですかと聞くと、必ず「 西洋医学と漢方医学のよい所を集めて新しい医療を作ることです。」という返事が返ってくる。
これは全くの誤解だ。漢方医なら誰しも西洋医学の中に漢方をうまく取り入れたいと思っているから、これは理念と言えるようなものではない。
山本漢方がブームになればなるほど山本先生の理念が変形して伝わっていくように思えてならない。
古くからの直弟子である私が誤解を解くために先生の人となりや理念について書いておく必要があると思う。
「山本巌先生の漢方理念」目次
- 第1回 第3医学研究会(2019.09.25)
- 第2回 山本先生と保険漢方薬(2019.10.25)
- 第3回 山本巌先生は何故名医になれたか?(2019.11.25)
- 第4回 山本漢方とはどういう思想か?(2019.12.25)
- 第5回 弟子たちとの意見の相違と丸薬による研究(2020.01.25)
- 第6回 新しい処方を作るのに必要なことは患者さんがきてくれること(2020.02.25)
- 第7回 保険治療は恐ろしい(2020.03.25)
- 第8回 何故私は臨床研究ができているのか?(2020.04.25)
- 第9回 漢方の伝承について(2020.05.25)
~全9回予定 毎月25日頃掲載~
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- 第292回「気功で人を呪い殺す」
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