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漢方治療
香杏舎銀座クリニックの
漢方治療
基づいた診断
に基づくオリジナル丸剤での治療
香杏舎銀座クリニックでは、西洋医学の診断や病態を基準に、患者様の体質や症状をあわせて診断し治療にあたっています。
また、これまで培ってきた生薬解析から生薬への造詣は深く、生薬の効能を十分に引き出し自在に加減が可能な「丸剤」という形で漢方処方を行っています。
患者さまの症状にあわせた柔軟な処方を行うために 保険漢方は一切使用せず、オリジナル丸剤のみの自費診療 を行っています。
西洋医学では病名がつかない、また治療効果が感じられないという方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたにあわせた、あなただけの漢方丸剤を処方いたします。
院内製造のオリジナル丸剤
効果の秘密は
院内製造のオリジナル丸剤
香杏舎銀座クリニック
だけのオリジナル丸剤
本院では丸剤製造のエキスパートである薬剤師を顧問に迎えて、院内で丸剤を製作しております。
この薬剤師は元上場会社の役員で、現在は漢方薬の本場、中国の漢方メーカーの顧問をしています。
丸薬は20年にわたり日笠院長が研究して作り出したオリジナル丸剤で、既存の処方、例えば、葛根湯などを丸剤にしたものではありません。
漢方丸剤のメリット
漢方丸剤3つのメリット
1.飲みやすい
煎じ薬はもちろんですが、漢方のエキス剤も飲みにくいものです。
丸剤は味を完全に包み隠すことができますので、とても飲みやすくなっています。
2.効果が高い
漢方のエキス剤にはない、患者さまの症状に合わせたオリジナル処方なのでよく効きます。
また、生薬の末をそのまま飲むことになるので、少ない量で強い効果が得られます。
3.手間がかからない
煎じ薬のように煎じる手間が丸剤にはかかりません。携帯して外出先で服用するのにも便利です。
また、長期間の保存も可能です。
香杏舎銀座クリニックの丸剤は手作りのため、多くの人にお出しすることはできませんが、一度丸薬の飲みやすさや簡便性を知った方からは大変ご好評を得ています。
丸剤の方が効果が高いと言える理由
- 保険漢方のエキス製剤
- 生薬を煎じてエキスにする間に、生薬の有効成分が抜けてしまいます。
葛根湯を例にすると、麻黄、葛根など基準となる生薬の合計 17g を煎じると 4.7gしかエキスが取れません。保険漢方薬はこのエキスに賦形剤が入って大体7.5gぐらいになっています。 - 煎じ薬の場合
- 生薬を20分~30分ほど煎じて上澄み液を飲みますが、有効成分の多くがまだ生薬の中に残ったままになっています。
- 丸剤の場合
- 丸剤は熱を加えて抽出しないので、有効成分がそのまま丸剤の中に残っています。
また、生薬の末をそのまま飲むことになるので、少ない量で強い効果が得られるのです。
保険漢方薬を
処方しない理由
保険漢方薬は45年以上前に発売され、医師なら誰でも処方可能な薬です。
保険が適用されますので、患者さまにとっても安価な点が利点だと思います。
しかしながら、保険漢方薬はエキス製剤で使用分量も決まっており、漢方治療で重要な「加減」が出来ず、難しい病気には効果がありません。
香杏舎銀座クリニックでは、患者さまの症状に合わせた細やかな処方を行うため、保険漢方薬は処方していません。すべてオリジナル丸剤を使用した自費診療となりますが、ご理解ください。
西洋薬化する保険漢方薬
本来漢方薬というものは、生薬一つ一つの薬能を熟知し、必要な生薬を選定し、生薬量も症状にあわせて自分で処方を行うものでした。
ところが保険漢方薬は、一定の生薬量、生薬数で生薬セットとして作り出され、この生薬セットがあたかも西洋薬のようにひとつの薬として取り扱われてしまっています。
生薬量を加減して、より効果的に処方できるのが漢方薬の特徴であるのに、保険漢方では加減そのものが行えないのが現状です。
保険漢方についての関連記事
(漢方医として腕を上げる方法:日本の漢方の悲惨な現状)
- 1.1.漢方の故郷 中国
- 1.2. エキス漢方の投与量はどうして1日7.5gなのか?
- 1.3. 保険漢方医は7.5gを超えて投与した経験がない
- 1.4. 漢方の理論を勉強しても腕は上がらない
- 1.5. 大学で保険の漢方外来をすることほど恥ずかしいことはない
(保険漢方の終焉)
煎じ薬を
処方しない理由
煎じ薬は保険漢方薬と異なり、難しい病気や患者さまの症状にあわせて薬を処方することが可能ですので、日本では約600人ほどの医師が煎じ薬での治療を行っています。そのため、丸剤と同じように煎じ薬も効果があります。
しかし、香杏舎銀座クリニックでは、次のデメリットを考慮し、処方を行っていません。
- 煎じ薬のデメリット
-
- 患者さまが、毎日煎じる手間がかかる
- 一番大事な「煎じる」行為を、患者さまに任せてしまう
煎じ薬は毎日必要分を煎じる必要があります。また保存も効きません。味も悪く飲みづらいと訴える人も多く、長期間続けるのはなかなか難しいものです。
煎じ方は、生薬の重さの7-10倍くらいの水で20-30分煎じます。煎じるときも鉄製の道具を利用しないなどの注意点があります。生薬によっては長く煎じてはいけないものもあり、大黄や釣藤鈎はその代表です。
煎じる時間や方法も大切なのに、薬を煎じるという大切な工程を患者さまに任せてしまうのには問題があります。
以前、私は癌の患者さまだけは煎じ薬を使っていました。生薬の量が多くて丸剤にできなかったからです。それを丸剤にできる技術を開発したら、とても患者さまに喜ばれました。
抗がん剤治療で吐き気がある患者さまは、煎じ薬を飲もうとしても吐いてしまうことがあり、その問題を解決することができたからです。
丸剤を作るのは大変な手間がかかりますが、患者さまにとって飲みやすく、効果の高い漢方薬を処方するために行っています。
漢方丸剤について
もっと知る
香杏舎銀座クリニックの漢方丸剤についてもう少し詳しく知りたい方は、下記をご覧ください。
丸剤の製造工程に興味をお持ちの方
丸剤と煎じ薬の効能の違いが気になる方
漢方医として腕を上げる方法
なぜ丸薬を作ることにしたのかに興味のある方
漢方医<後編>
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