初診の方

漢方治療を受ける前に

病気にかかったとき、西洋医学で治療するのか、それとも漢方治療で治した方がいいのか考えたり、迷ったりされる方もいるでしょう。

そういった場合、まずは西洋医学で治る可能性をとことん追求してください。
なぜなら、処方される薬に大きな違いがあるからです。

西洋医学の薬の場合は、どの医師が処方しても誰が使用しても一定の効果が期待できますが、
漢方薬の場合は、医師の力量や加減で個々にあわせた処方になっているので、誰が使用しても一定の効果があるわけではないからです。

西洋薬の場合

西洋医学の薬は、製薬会社が何百億円という費用と10年以上の歳月をかけて作られています。そして製薬会社は薬の特許を取ります。

その後作った薬を患者さんに投与して効くかどうか、副作用があるのかどうかを確かめる臨床試験を行います。
この場合、病気の患者さんを2つに分け、一つのグループには薬を飲んでもらいますが、もう一つのグループには薬は与えない、という形にして薬の効果や副作用を確認します。

臨床試験

こういうデータを元に100人中、例えば80人に効果があったので、80%の人には有効ですが、副作用も5%ありましたといった報告をして保険に採用されます。

臨床試験を経て保険に採用された薬には、どのお医者さんが処方しても一定の効果が期待できます
ので、効果も副作用の出方もわかります。

漢方薬の場合

まず西洋薬との違いは、漢方薬は臨床試験や薬効に関するテストを、まったく受けていないということです。保険に登録されている漢方薬でさえ受けていません。
そのため、どの程度効果があるのか、また、どのような副作用がでるのかもまったく分かっていないのです。

だから漢方薬は、誰が使っても一定の効果があるわけではないのです。

こういった事情から、西洋医学の治療を最優先して欲しいのです。
西洋医学で治療を行って、それでも改善がみられない場合は、試すつもりで漢方治療を受けられることをお勧めいたします。

確かに漢方には劇的な効果がある場合がありますし、経験豊富な漢方医が治療すれば、一定以上の確率で病気は良くなると思いますが、それでも統計的なデータはないのです。

本来漢方医は、日常の診療の中で生薬の組み合わせを変えたり、新しい生薬を加えたりしながら難しい病気を治してきました。
ただし、よく効く薬が出来ても積極的に処方を公表することはありません。

なぜなら、漢方薬は薬の効きが悪い場合には加減が必要で、同じ名前の処方でも人によって生薬の分量が異なったり、また、日々の臨床研究から改良が重ねられているのに、薬の名前だけが独り歩きをして誤解を招くことを恐れるからです。

残念ながら最近では、生薬を加減して自由に処方を組める、本当の漢方医が減少してしまいました。保険漢方を使用している医師は、処方を複数組み合わせることは出来ても、生薬を加減して組むことはできません。

私のように丸剤を使ったり、煎じ薬を使って自由に処方を組める漢方医でないと、漢方薬を用いた難病の治療は難しいのかもしれません。

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