漢方治療
脱肛
疾患・症状
腸の粘膜が肛門から出てしまうのを脱肛といいます。指で押し込むと肛門の中に入りますが、また出てきます。
直腸肛門脱 は上着を抜いだ時に袖が裏返ってしまうように腸が反転してウインナーのような形で肛門から飛び出すことを言います。
人は毎日排便するので肛門にはいつも下に押し出す力がかかっています。歳を取ると筋肉に緩みができて脱肛になりやすくなります。
西洋医学での主な治療
西洋医学では手術しか方法がありません。
香杏舎銀座クリニック
での治療
漢方には筋肉を丈夫にし、升提作用(しょうていさよう)といって下がった臓器を持ち上げる作用のある薬が知られています。
柴胡(さいこ)、升麻(しょうま)、黄耆(おうぎ)、枳実(きじつ)などです。西洋医学にはないこの薬の作用で脱肛はよくなります。
手術以外に脱肛を治すことができるのは漢方しかありません。
無論、脱肛の程度によっては手術でしか治らないこともありますが、手術するか迷う時は漢方治療を試してみることをお勧めします。
平均治療期間
6~9か月 (一応の目安です)
実際の症例
N.K. 様(66歳)女性
数年前から脱肛に悩まされていました。
脱肛を治す薬を飲むとすぐに効果が出て、指で肛門から出た腸を押し込む必要がなくなりました。調子が良いので半年以上続けて飲んでいただいています。
疾患別症例一覧
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