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香杏舎ノート

第327回「再度山(ふたたびさん)で遭難しかける」

再度山は六甲山(ろっこうさん)系にある山

延暦年間(782~805年)に弘法大師(空海)が唐に渡る際、旅の安全を太龍寺(たいりゅうじ)の本尊に祈願した。その甲斐あって無事帰国することが出来た。その報告をするため再び登山し、太龍寺にやって来たので再度山という名がついた。

再度山は六甲山系に属しているが、標高は470メートルしかない。一方の六甲山の標高は930メートルだ。

祥福寺(しょうふくじ)

祥福寺(しょうふくじ)
(出典:Wikipedia)

神戸大倉山の診療所から歩いて15分ほどの距離に祥福寺(しょうふくじ)という禅寺がある。土曜日の昼過ぎに1時間ほどのつもりで散歩に出かけた。古い名刹で大同年間の1685年に創建されている。

気持ちのいい秋晴れの日だった。祥福寺に着くと、もう少し歩きたい気持ちになり、山奥に分け入った。すると砂防ダムに突き当たった。

砂防ダム

幅10メートルほどの小さな砂防ダムで、砂防ダムの向こう側に山道が続いているのが見える。砂防ダムの真ん中は凹んでいて1.6メートルほどの高さがある。

ダムの斜面を滑り降りて、反対側に渡ろうと考えた。しかし、斜面は滑りやすく、両手を平たい部分にかけてもバンザイしたような形では反対側に登ることができなかった。身長が178センチの私でも上ることができない。

反動をつけて何度も登ろうとしても60歳の私には無理だった。20分ほどして、仕事場には従業員がまだ仕事をしているのを思い出して助けを呼ぼうと考えた。少しばかり手を貸してもらうと簡単に登れるからだ。しかし携帯電話は圏外で電波が届かない。再度山の登山道は川に沿っているので、よほど開けた場所まで来ないと電波が入らないことを忘れていた。

まだ3時過ぎなのに暗くなりだした。山間の日暮れは早い。そこで意を決して6メートルほどあるダムの斜面を滑り降りた。ダムの左右の林はイノシシの罠が仕掛けてあるので、立ち入り禁止の看板が続いている。

写真の砂防ダムは左右の土手がなだらかだが、実際の砂防ダムは切り立った崖になっていて、コンクリート部分を滑り落ちるしかなかった。

(参考写真出典:YAMAP 個人投稿)

まっすぐに下っていくと、誰も来ない場所なのだろう、落ち葉が膝上まで積もっている道が何十メートルも続く。落ち葉で足を取られて2度ほど転倒したが、落ち葉がクッションの代わりをしてくれたので怪我はなかった。

ようやく舗装路にたどり着いてクリニックついたときは5時を過ぎていた。再度山のみならず六甲山系は沢が多く、花崗岩の崩落を防ぐ砂防ダムも多いから道に迷いやすく、とても危険な場所だと認識しておくのがよいだろう。

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