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香杏舎ノート

第326回「2007年からの処方集」

今まで作った丸薬のレシピを2007年から記録している。丸薬の成分のみならず賦形剤の種類や量なども記載している。丸薬づくりは難しい。

希望の生薬が手に入らなくなることがある。例えば石斛(セッコク、蘭の一種)は2009年12月からワシントン条約で輸入が禁止された。そこで輸入禁止になる前に問屋にあった在庫を2キロ買って、将来の分析に備えている。

また、威霊仙は大変良く効く生薬だが、粉末にして丸薬を作ろうとすると、従業員がアレルギーを起こして作れなくなってしまった。だから丸薬は常に同じレシピで作っているわけではない。

生薬が値上がりして高すぎて使えなくなることもある。そんな場合は、代わりの安い生薬を探す。それでもダメなときは、まったく新しい丸薬を作ることもある。

作った丸薬は200種類

原材料を混ぜ合わせて練る

桃仁から出てきた油成分

正露丸、仁丹などを作っている工場は、1つのレシピなので手間がかからないが、私のクリニックでは200種類ほどの丸薬を作っているので、すごく手間がかかる。丸薬は生薬の含まれる種類が多いほど作りやすく、単味の生薬ほど作りにくい。

例えば桂枝茯苓丸は(桂皮、茯苓、牡丹皮、桃仁、芍薬)5つの成分から成り立っているが、桃仁は粉にしようとすると油性成分が出てきて泥のようになり、(桃仁泥)粉末にはならない。この5つの成分を一緒に混ぜわせて粉にすると、他の生薬が油性成分を吸い取ってくれて丸薬にすることができる。

どうしても桃仁だけの薬効を知りたかった私は桃仁を煎じてその油性成分をすくい取り、米粉に吸わせて桃仁丸を作ったことがある。

丸剤の製造工程

丸剤製造についての詳細は「丸剤製造について」をご覧ください。
以下は製造過程の抜粋。

生薬末を混ぜ合わせる
製丸機による成形
水とぎ

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