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香杏舎ノート

第234回「近所の人に愛された猫の物語」

仲の良い2匹の野良猫小さな貿易会社の玄関先に一匹の野良猫がいた。玄関先に住みつていたが飼い猫ではない。その証拠に一度も家の中に入れてもらっていなかった。ただ、エサは玄関先でもらっていた。

愛想のいい猫で立ち止まって見ているとゆっくりと近寄ってくる。街で見かける猫はちょっかいを出そうとすると警戒して逃げてしまう。この猫は近寄ってきて体をすりよせてくる。しばらくすると茶色の野良猫も住みつきだした。この猫も愛想のいい猫で、先輩の猫とも仲がよかった。ある日、玄関先のバイクの上で頬を寄せ合っている姿を見かけた。当時はiPod Touchしかなかったので、1m も離れていない距離まで寄って写真を撮った。黒と白の猫を私は師匠猫と呼んでいた。

ある時、猫の鳴き声の真似をして、この猫を呼んでみた。するとゆっくりと寄ってくる。そこで、通る度に猫の鳴き声を真似してこの猫を呼んでいた。何年もそんな状態が続いた。

ある日、猫の鳴き声を真似すると、いつものように師匠猫が返事をしてくれた。ところが途中で茶色の猫が返事をしてくれて、近づきながら私の前に座った。
(※記事下に2012年9月撮影動画2本掲載)

近所の人たちも会社の前を通るたびに猫の頭をなぜるために足を止めていた。何年すると子供にいじめられたのか、猫たちは積極的に近づかなくなった。私は静かに見守ることにした。いつも寄り添う猫を見ていたが、師匠猫は高齢のため痩せてきた。神戸に帰ってくる度に体が小さなり、ついに最後を迎えた。

2021年5月28日。よほど近所の人に愛されていた猫なのだろう。亡くなると玄関先には花がたむけられ、埋葬されたお墓の案内まである。東京に行く前からの知り合いの猫だから寂しい。茶色の猫は今も元気で玄関先で寝そべっている。

後日、会社を訪ねて聞いてみた。すると14~15年は住み着いていたというから、野良猫として長命だったようだ。

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