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臨床日記

【 漢方・整体施術 治療症例 】
36. 潰瘍性大腸炎とオステオパシー:53歳女性

漢方丸薬で潰瘍性大腸炎を治す

53歳の女性が潰瘍性大腸炎による腹痛と下痢、出血を訴えて来院した。
30年前からこの病気に悩まされている。西洋医学ではアサコールなどを投与されるが、大学病院にいってもあまり真剣に相手をされなかったという理由で西洋薬の薬を飲んでいない。

潰瘍性大腸炎は調子のいいときは本当に症状がないが、一旦悪くなると下痢、下血と腹痛が続く。多くの患者さんを診てきたので、処方は止血という丸薬を選択した。

止血はこの臨床日記で硬膜下血腫子宮血管腫に伴う出血に使った薬だ。血止めの地黄、阿膠、膠艾、蒲黄といった生薬を集めて作った丸薬で、眼底出血などにもよく効く。潰瘍性大腸炎を治すのに使う薬は自己免疫疾患を治すために組んだ処方で、高リン脂質抗体の患者さんの抗体が消えた処方でもある。リウマチにも使って効果がある。処方はよく効くように時々生薬の入れ替えをおこなっている。

私の丸薬を使うのに漢方の理論は必要ない。止血丸と免疫を抑える丸薬(第一丸と呼んでいる)を組み合わせるだけだから、医者であれば誰でも治せる。陰陽五行理論はいらない。西洋医学の知識で使えるように作ってある。難しいのは丸薬を作ることで、使うことは誰でもできる。
ただし、難症のときは駆瘀血剤を足すこともある。この場合は多少、漢方の知識がいるかもしれない。

関節炎この患者さんは潰瘍性大腸炎に伴う関節炎が見られた。左の人差し指と右の肘だ。潰瘍性大腸炎に伴う関節炎は初めての経験だったので、リウマチなどの滲出性炎症を治す七苓丸を使用したが、まったく効果がなかった。

炎症による腫れには麻黄と石膏、猪苓、漢防已(一般の防已、つまり広防已は効かない)が効くのだが、効かないので、新しく浸出液を治す丸薬を作った。多少効果があったが、他の疾患で使ってみないとわからない。

オステオパシーで潰瘍性大腸炎を治す

オステオパシーという骨格を治す施術は潰瘍性大腸炎によく効く。
背骨のずれを治すと腹痛が取れる。施術で腹痛と右肘の痛みが取れたが、人差し指の痛みは取れなかった。4回の施術と1か月の投薬で症状はほとんどなくなった。

この患者さんは西洋医学の治療をしていない。潰瘍性大腸炎の悪化する原因は、疲労で背骨が歪むことで誘発されることが多い。アサコールが効かなくなっても骨格を治してやるとまた効くようになることもある。

ただ施術で内臓疾患を治せる人は一般の治療師ではいないだろう。
だれも町の施術者に潰瘍性大腸炎を治してくれと施術にはいかないからだ。
西洋医学以外で病気を治すとなると、施術も大変な武器になる。

(9072441)

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