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香杏舎ノート

第343回「日本人は首狩り族だ」

首狩り族の伝統は 三島由紀夫が割腹自殺するまで続いた

写真のない時代、人を殺した場合は首を切り落として持ち帰り、証拠として王や将軍に見せた。敵の大物の首を持ち帰れば大手柄を立てたことになり、そうでなくとも首の数で高く評価された。つまり、世界中で首による顔認証が行われてきた。

ゴリアテとダビデ

出典:Wikipedia

旧約聖書の中にダビデという大男を羊飼いの少年であるダビデが倒したという記述がある。ゴリアテは2メートル90センチの大男だったが、ダビデは投石器を使いゴリアテを倒してダビデの首を持ち帰った。

神話に近い話だが、首を取ると言うのが勝ったという証明になったと思わせる記述だ。

フランスのギロチンとは違う

ルイ16世の処刑(一部)
出典:Wikipedeia

ロベス・ピエールが発明したギロチンは日本と同じように首を切り落とすが、苦痛が一番少ない処刑法として発案されたものだ。それが絞首刑に変わったのには理由がある。絞首刑の場合、頸動脈を圧迫してまずは意識を失わせるから苦痛がない。

ギロチンはどうなのだろう。ギロチンで処刑されるある人物が首を切られた後、意識があるかマバタキをしてみるから観察して欲しいと言い残してギロチン台に上った。

首が落ちた後、3回マバタキをした。つまり頸動脈を切っても意識は残っていた。ロベス・ピエールも自分の発明したギロチンで処刑されたが、ギロチンは人道的ではないとの理由かフランスでは禁止された。

日本人の首狩り族の異常さ

日本人は長く首狩り族の伝統を守り続けてきた。
浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)が吉良上野介(きらこうずけのすけ)の首を切った後、浅野内匠頭の墓のある泉岳寺(せんがくじ)に行き、討ち入りに参加した全員が吉良の首を墓の前に置き、一人一人が吉良の首に刀を当てる仕草をした。

吉良上野介を知らない赤穂浪士はいないはずだから、首を持ち帰る必要もなかったはずだ。
討ち入り時刻は1703年1月31日の午前4時頃で暗かったが、周りの武家屋敷が提灯でその場を明るくしてくれていた。

さらし首という伝統(獄門)

死罪の執行
出典:Wikipedia

日本では犯罪者の首をかざって犯罪防止に使ってきた。犯罪者を3人で押さえつけ、切られた首を一人が拾い、後の2人が犯罪者の体の血が飛び散らないように血もみして穴の中に落として処理していた。

悪賢い犯罪者が自分の首が切られるのを防ぐために徳川家康と首に入れ墨をしていたという。それを見た首切り役人は皮膚をそぎ取ってから打ち首にした。

日本語の【首(くび)】という言葉

日本語で首というと、解雇を意味する。英語ではトランプ大統領がよく使う言葉で、You are firedというのがある。これは首にしたという意味だが、fireは火を意味することばだから随分と意味が違う。

銃刀法というが刀剣の取り締まりは甘い

刀は武士の魂。刀は美術品として数多く出回っていて取り締まれない。士農工商というが、武士だけが帯刀を許され、町人を試し切りすることさえ許されていた。刀の切れ味を示す三胴とは死体を3人分重ねて切れるという意味だ。

三島由紀夫は東京・市ヶ谷の陸上自衛隊東部方面総監部で割腹自殺した。三島は、自ら作った楯の会の会員4人とともに総監部に押し入り益田総監を縛り上げたうえ、自衛隊員に決起を促す演説を行った。その直後、三島と楯の会の隊員1人が切腹自殺した。このため首を刎ねた2人が殺人罪で起訴されることになった。

アメリカでは先に拳銃を抜いた人間を撃ち殺しも正当防衛を主張できた

アメリカでは誰でも拳銃を持つことが許されていた。そして後から拳銃を抜いて、先に拳銃をホルダーから抜いた相手を撃ち殺ろしても正当防衛を主張できた。日本では武士だけが帯刀を許され、試し切りで町人を殺めても責任を問われることはなかった。

三島由紀夫は自分だけが自殺することはできなかったのか?

バルコニーで演説する三島由紀夫
出典:Wikipedia

三島由紀夫はボディビルダーで体を鍛え上げていた。自己陶酔の強い人物でどこか同性愛的な雰囲気もある。刀は武士の魂だから美術品として誰でも持つことが出来る。

一方の銃は厳しく規制されている。1970年11月25日、東京・市ヶ谷の陸上自衛隊東部方面総監部に刀を持って侵入した時、例えば散弾銃の銃身を短く切り、それを使って自分だけが自殺することはできなかったのか?そんなことが頭をよぎる。演説が失敗したのは三島の責任であり、自分の美意識のためか三島は、自ら作った楯の会の会員4人とともに総監部に押し入り、益田総監を縛り上げたうえ、自衛隊員に決起を促す演説を行った。そして介錯をした縦の会の会員を殺人犯にしてしまったのだった。

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