【 漢方・整体施術 治療症例 】
33. 高リン脂質抗体の治療
自己免疫疾患の治療に役に立つ可能性
ある患者さんが高リン脂質抗体で悩んでいた。血栓といった症状はないが、数値がかなり高い。私は以前に高リン脂質抗体で2度流産した患者さんをうまく出産までもっていくことができた。その時に使った薬は妊娠を安定させる益母丸や潰瘍性大腸炎などの自己免疫疾患に使っていた芎帰調血飲の加減を使って治療をした。
だから今回は、自己免疫疾患を治す芎帰調血飲をさらにパワーアップして使うことにした。
すると7か月ほどで高リン脂質抗体はなくなり、他院の先生はとても驚いたという。患者さんにお願いしてデータを送ってもらったので、それを示したい。

高リン脂質抗体は不妊だけでなく、血栓などの病気の原因にもなる。体の中にできた抗体がなくなることは常識では考えられないことだが、私の作った免疫異常を治す薬が広くほかの自己免疫疾患にも応用できる可能性が示されたことは大きい。
いつも思うのだが、他院の協力があれば私の研究はもっと進むのだが、保険漢方薬の効果しか知らない医者は抗体がなくなったことには驚いても問い合わせもしてこない。頭から漢方など効かないと信じているのだろう。とても残念だと思う。
患者さんのことを考慮して年齢などは、今回は提示しない。
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33. 高リン脂質抗体の治療 - 2020年06月01日
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