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香杏舎ノート

第25回「冷え性」

冷え性には漢方がよく効く。冷え性という概念が西洋医学にないだけに冷え性の治療は漢方の独断場である。しかし寒いとか冷たいという自覚症状がなくても冷えが病気の原因になっている場合も多い。冷え性には無関係なような肩凝り、腰痛、気管支喘息、頭痛、便秘、変形性膝関節症、しゃっくり、鼻炎、膀胱炎などにも冷えを原因として病気がおこる場合がある。臨床では患者さんが自覚しない冷えによる病気をいかに上手に治すかが漢方医の腕のみせどころなのだ。

何故冷えを自覚しないのか

物事に熱中していると寒さを忘れることがある。寒い格好で釣りをしていた。あまり釣れるので夢中になって風邪を引いてしまった。こんな思いは誰にでもある。夢中になっているとき、体は体のなかに伝わってくるいろんな情報を遮断して一つのことに集中できるようにする作用がある。だから緊張して交感神経がたかぶっている時は何かにつけ感覚が一つに集約される。交感神経は動物が戦うための神経であり、こういった戦闘状態にある時に寒さ、熱さといった感覚はできるだけ情報として排除したほうがいい。ただそういった緊張状態が長く続くと、体の大変な異常に気づかずついには突然死することもある。ともかく交感神経緊張状態では冷えも自覚されないわけだ。

また痛みとか吐き気といった別の感覚が強い時、弱い感覚は消されてわからないこともある。冷えて腰が痛いのに、痛みばかり感じて冷えていることを感じないこともある。苦痛には優先順位があるからだ。こんなわけで冷えというものを感じない人がいる。

冷えの原因

なぜ体が冷えるのであろうか。慢性に冷える環境を無意識に作っていることが多いのである。冷えの原因について上げてみよう。

1 熱産生が低い

胃下垂ぎみの人は食欲がない。少しでも食べると気分が悪くなる。油っこいものは苦手で酢の物とか果物などカロリーの高くないものを好む。沢山食べれないので十分な熱産生ができずに冷え性になる。胃腸を丈夫にしなければ冷えを根本から治療できない。つまり薪の少ないストーブは暖まらないわけだ。
また歩いたり、運動したりしないと食べたものが熱産生に使われない。よく運動すると基礎代謝が高くなり熱産生が多くなる。子供は元気で走り回るので熱産生が高いが、年を取ると次第に運動しなくなり冷えやすくなる。

2 外と内から冷える

外からの冷えは雨に濡れたり、釣りに行ったりしておこる。環境が引きおこす冷えである。下痢や腹痛、腰痛などがおこってくるが、冷えによる病気という感覚は少ない。腹痛などの症状の出現と冷えたという感覚の間に時間差があるためだ。
内からの冷えとは食べ物による冷えだ。胃袋を冷やすことでおこってくる。ビール、果物、生野菜、アイスクリームなどの過度の摂取による。冷蔵庫の普及にともなっておこってきたので冷蔵庫病ともいう。慢性の場合は下痢もせず、冷えていることも自覚しないこともある。

3 水ぶとりと瘀血

水太りの人は冷えやすい。浮腫は体の表面に水の層をのせているようなものだ。寒い場所にいると、一般の人より冷えて困ることになる。また手足に精神発汗が多い解毒証体質(ゲドクショウ:※「第49回穴の病気」を参照)の人は冷え性になりやすい。冬でも靴下が汗で濡れてしまうからだ。
血管がつまったり血流の流れが悪くなれば当然冷えがおこる。血液は体の末梢組織に栄養や酸素を運んでいくばかりではなく、熱のコントロールにも大きく関与している。微細な血流の滞りは冷えとなって現われる。

冷えの症状と病気

顔が白い、活気がない、脈が遅い、皮膚が冷たい、水分をあまり欲しがらない、トイレが近くない、尿の色が薄いなどの症状がある。しかしこれといった症状がないということもあるので冷えをおこしてくるような原因がなかったか詳しく調べる必要がある。ここで冷えが原因とは思いにくかった症例をお話しよう。

患者さんは二九歳男性。1~2年前より時々腰痛を覚えるようになった。ここ2~3週間は毎日のように腰痛がおこる。身長は180センチ、75キロ、筋肉質でとても冷え性には見えない。酒屋に勤務しているので、ビールを一度に何ダースも担ぐことがあるという。お腹を触ってみると異常に冷たさを感じる以外に異常はなかった。腰の冷えから詳しく質問すると毎日ビール大ビン5~8本のんでいることがわかった。さらに最近では酒量が増えているという。「あんた氷水3リッターも飲めるか。冷たくて飲めんやろ。冷たいビールを何リッターも飲んで胃袋を氷嚢にして腰を冷やしたらいかん。酒を飲みたいんだったら焼酎のお湯割りにしろ」と注意した。一見したところがっしりした筋肉質でスポーツの得意な若者。下痢もないこんな人でも冷えによる病気をおこしてくる。冷えの治療は病因が冷えであることを見つけるのがいちばん難しい。単純な冷えは患者さんが教えてくれるのだが。

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