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臨床日記

【 漢方・整体施術 治療症例 】
70.皮膚掻痒(そうよう)症に当帰飲子(とうきいんし)

皮膚掻痒年齢を重ねていくと皮膚が枯れてくる。カカトがカサカサになり、指先も乾燥して本のページをめくりにくくなる。皮脂腺から分泌される皮脂が減ってくるからだ。

人によって皮脂腺の衰えかたは異なるが、60歳くらいになると向こう脛や背中の皮脂腺が衰えて痒くなる。背中を掻く棒を【孫の手】という。孫のいる年齢になると必要になるからそんな名前がついているのかと思ったりする。

当帰飲子という漢方薬

老人性皮膚掻痒症に当帰飲子という漢方薬がある。四物湯に痒みを止める荊芥(ケイガイ)や蒺藜子(シツリシ)を加えた処方だ。

作用の中心は四物湯で、特にその中の地黄だ。何十年も前、当帰飲子が病院に置いて無かったので四物湯を使ったら効いた覚えがある。ただそれ以来、皮膚掻痒症に薬を出したことはない。

皮膚掻痒症の人は体を洗ってはいけない

81歳の女性から電話がかかってきた。最近、体が痒くて眠れないという。
2週間ほど前に診た時は「関節の痛みや痺れがすっかり良くなった」と言って、皮膚の話はしていなかった。おそらく関節の痛みや痺れに気を取られて皮膚が痒かったのを言わなかったのだろう。

皮膚に発赤などはないという。そこで石鹸で体を洗わないように注意した。そして次のような説明をした。

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皮脂は天然のボディクリームのようなもの

「皮脂腺から出る皮脂は天然のボディクリームのようなもので、皮膚の柔軟性を保ち、皮膚の表面から物質が染み込まないように体を守っています。
皮脂腺が弱ると皮膚がカサついてきます。この減ってしまった皮脂を大切にするため、お風呂に入った時に石鹸で体を洗わないで下さい。
無論、手や足、顔とお尻は洗う必要がありますが、体中を石鹸でゴシゴシ洗う必要はありません。毎日、お風呂に入る我々は皮脂が落ちやすい状態にあります。油のついたお皿にお湯をかけるとそれだけで油が落ちます。体を洗わないだけでかなり改善するはずです」

4日後に電話がかかってきた。痒みはすっかりなくなって眠れるようになったという。

以前、40歳の女性で皮膚掻痒症の人がいた。毎日、ナイロンタオルで体全体を洗っていたが、それを止めるだけで症状は消えた。

チベット人は風呂に入らない

乾燥が強くて寒いチベットでは、鼻の穴が乾燥して鼻血が出ることがあると言う。だからチベット人は風呂に入らず、皮脂を補うために体に油を塗る。極冷地の人は顔を洗わない。皮脂を失うことで凍傷の危険が増すからだ。

日本は高温多湿なので、どうしても汗が気になる。若い人で皮脂の分泌が多い人は石鹸でゴシゴシ洗ってもらいたい。

当帰飲子が暗示するもの

当帰飲子は衰えた皮脂腺を元気にするという。つまり主役の地黄は老化による機能低下を治すのかもしれない。
老人の腰痛などに使う八味地黄丸は老化による腰痛に効く。やはり主役は地黄だ。

八味地黄丸から桂枝と附子を除いた六味丸は子供の発達障害を治すために作られた。地黄はなんらかの若返りの作用があるのかもしれない。

当帰飲子

四物湯【当帰、芍薬、川芎、地黄】
 + 蒺藜子、防風、荊芥、黄耆、何首烏、甘草

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