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香杏舎ノート

第258回「マオジャケット」

マオジャケット最近、マオジャケットを買った。
袖丈を直してもらい、品物を取りに行くと50〜60歳くらいの店員が、「銀座で仕事をしていて、マオジャケット着るとはカタギの人ではないですね」などと言う。
確かにサラリーマンは無論、経営者もIT関連の人も着ない不思議な洋服だ。

私がマオジャケットを買った理由は、気候の移り変わりが激しくて合服(冬と夏の合間に着る服)のジャケットでは寒いこともあるから、詰襟のような服の方が暖かいのではないかと思ったからだ。試すにはとても安かったことも買った理由の一つだ。

ラフな服装が増えた

テレワークなどの影響もあるのだろう。誰も服装に気を使わなくなった。若い人も異性を意識して服装を整える人は少ない。
高級ブランドの服は信じられないくらい高くなり、派手になってきた。服そのものが綺麗でもここまで派手なら着ていく場所がない。

ラフな服装の集団の中に派手な服を着ていくと、そこまで頑張らなくてもいいと思われるのが嫌だと思う人もいるはずだ。

ロゴマーク

最近、買った靴はゴアテックというロゴが入っている。
普通のスニーカーに見えるが、革靴だ。バックスキンではなく、ヌバックだ 。(表革にヤスリをかけて艶消しの風合いを出している革のこと)

雨用に買ったのだが、ロゴが入っていないと、雨の日にみすぼらしい運動靴を履いていると思われるのが嫌だった。少しばかり高かったからロゴが欲しかった。

高価な商品は桐箱に入れる

昭和の時代、「みすぼらしい格好をしていると人に馬鹿にされる」と言われたものだ。人は格好でその人の中身を判断する。
高級なカステラは、高い物であることを示すために桐箱に入っているように、多少なりとも外観に気を使う必要がある。

いくらラフな格好であっても相手を不快にする服装はまずい。派手でなく、目につかない清潔な格好がいい。

ユニクロはサイズが豊富でいい

ユニクロはサイズデータが多いのか袖丈を直すといったこともなく、手間のかからない服を作っているのがありがたい。私はサイズがXLなのでユニクロをよく買うようになった。
ただし、着古すことのないように気をつけている。

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