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臨床日記

【 漢方・整体施術 治療症例 】
65.ペニスが曲がる病気(ペロニー病)

ペニスの構造

ペニスの構造

瘢痕化で変形する

野球の試合で飛ばす風船のようなものがペニスを形成している。
風船の中には空気が入っているが、ペニスの場合はスポンジのような組織が入っていて性的興奮状態では一定期間、血で満たされ、勃起した状態が続く。風船の真ん中を尿道が通っていて、ひどい尿道炎が起こると感染後に組織の硬化からペニスがひん曲がってしまうことがある。これをペロニー病という。

ペロニー病になっても痛みを感じることは少ないが、曲がったものを真っ直ぐなところに収めようとすると、つまりセックスで痛みが起こる。じつは感染でなくても曲がることがあり、セックスによる物理的な力ではないかと言われているが原因は不明だ。

30代男性

彼女から菌をうつされて、ひどい尿道炎を起こしてから睾丸の痛み、下腹部の不快感、ペニスのヒリヒリする痛みが繰り返し起こるようになった。泌尿器科でペロニー病と診断されたが、セックスでは痛まないので、ペロニー病ではないと思い当院を受診した。

私のクリニックにはとんでもない難しい病気の人がよく受診する。一般の漢方医ならお断りするのだろうが、私は2つの理由で治療してみることにした。

理由1:癒着や硬化が起こるのを治す漢方丸薬がある

理由の一つ目は、炎症後に線維芽細胞が増えて癒着や硬化が起こるのを治す漢方丸薬を自分で作っているからだ。
西洋医学にもリザベンというケロイドを治すという飲み薬が保険適応されているが、ペロニーには効かない。

理由2:慢性前立腺炎の治療経験が多い

もう一つの理由は慢性前立腺炎の患者さんを多く診てきた体験からだ。
30歳から50歳くらいの男性にペニスの痛み、睾丸痛、下腹部の不快感、排尿痛を訴える人がとても多い。泌尿器科を受診されない軽症の人もすごく多いはずだ。

泌尿器科ではバイ菌が見つからなければ慢性前立腺炎と判断してセルニルトンなどを投与する。
患者さんは長時間座って仕事をしている弁護士やシステムエンジニアに多いことから、私は腹腔底のうっ血や骨盤の歪みが原因でないかと考えて治療すると治ることも多い。

骨盤底のうっ血

骨盤底のうっ血腹腔の一番低い場所は骨盤底になる。座ったり立ったりしている時も常に一番下でうっ血しやすい。体全体の一番下は足だが、足先のうっ血は歩いたり、または足を少し高くするだけで解消する。

この患者さんに紫根などの入った丸薬を投与したが、元々変形が少なかったので変化が見られず、骨盤底の瘀血を取る桃仁や紅花の入った丸薬と、骨格を治す独活や威霊仙などの入った丸薬を出すと少し症状は良くなった。
だが、時々起こる皮膚の痛みが取れないという。この知覚過敏をどう治すか思案中だ。

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ペニスの骨(陰茎骨)

ほとんどの哺乳類にはペニスの中に骨がある。骨のない人間は極めて例外的だ。以前、獣医の友人からもらった犬のペニス骨を持っていた。長さが3センチくらいあったと思う。人に貸してあげてから行方不明になった。

もし人間にも骨があるならペロニー病は起こりにくいのかもしれない。
骨がない人間にもペニス骨折が起こることがある。勃起している状態で女の子が膝に座ったりすると、ボキッと音がして折れる。風船を無理に曲げるとパンと音がして割れるのと同じだ。ペニスの場合は風船のゴムにあたる白膜が破れて皮下に血がたまる。

ペニスはデリケートな臓器であることを、男性たちは意識した方がいいように思う。

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