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臨床日記

【 漢方・整体施術 治療症例 】
64.カテーテル治療失敗による徐脈の治療:58歳女性

3年前に頻発性心房性不整脈の治療のため、心臓カテーテルアブレーションを某大学でおこなったが、治療がうまくいかず、房室ブロックを起こして徐脈になってしまった。

心臓カテーテルアブレーションと房室ブロック

心臓カテーテルアブレーションとは、不整脈治療のために心臓にカテーテルを入れて、不整脈を起こしている部分を電気的に焼いて治療する方法のことだ。
しかし、焼き過ぎたために心臓の電気信号が心房から心室へうまく伝わらなくなって(房室ブロック)、徐脈になってしまった。

心臓のリズムは洞結節から起こり、グレーで描かれた道を通り房室結節を抜けて心臓を収縮させる。

電気的に異常なフォーカス黄色で示した部分)ができると、そこからの電気的刺激が心臓を収縮させるので、そこをカテーテルで焼灼することで不整脈を治療する。
これが心臓カテーテルでの治療になるが、焼灼しすぎて電気信号がブロックされることを房室ブロックという。

徐脈から意識が飛ぶ

ご飯を食べた時、食べ物がつかえる感じの後に意識が飛ぶことが多いという。喉の咽頭反射で迷走神経が刺激されて徐脈になるからだ。
また車を運転している時にも意識が飛ぶことがある、と怖いことをいう。

病院に行くと脈拍が30台ですぐに入院して心臓ペースメーカーを入れろと言われたが、心臓ペースメーカーを入れたくないのでなんとか治して欲しいと当院を受診した。

施術での治療

不整脈の治療は胸椎の4番あたりが歪んでいることが多い。そこを治すと不整脈も治る。
以前、心臓カテーテルアブレーションをしても不整脈が再発した患者の治療を、施術だけでおこなった経験があるので、そこの施術をすることにした。

漢方丸薬での治療

紫雲膏(しうんこう)という塗り薬がある。火傷や切り傷を治す薬として知られている。

成分は紫根(しこん)と当帰(とうき)、それに豚脂やゴマ油が入ったものだ。紫根は以前から書いているように傷の修復を促し、火傷も治すからこれを第一の選択肢として用いた。また循環を良くするために丹参(たんじん)などを加えた。

治療経過

意識は飛ぶこともなく、以前あった喉と胸のつかえはなくなり快適だというが、脈拍は朝30台、診察時は40台で未だにペースメーカーが必要な状態だった。

その後、1か月で脈は40-50台になり、落ち着いていたが、たまに朝食後に脈が飛ぶことがあるという。
さらに1か月の治療で脈は飛ばなくなり、2か月後の受診時、脈は50から60くらいで症状もなかった。

それ以降受診しなくなったが、3か月後に受診した時は、異常はないという。
この先、どのくらい良い状態が続くかわからないが、様子をみていくことになった。

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