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臨床日記

【 漢方・整体施術 治療症例 】
63.寝腰(ねごし)のような腹痛

イメージ図:腹痛朝起きるとお腹が痛いが、しばらくすると治ってしまうという。
そこで、「学校に行かなくてもいい」とお母さんが言うと治りますか?と聞いてみたが、「そんなことはありません。学校には行っていますし、行ってもお腹が痛いままですが、しばらくすると治ります」とお母さんが言う。

過敏性大腸症候群

緊張すると急に腸が動き出して便意をもよおし、腹痛が起こる体質の人がいる。学校に行くのが嫌な子供はお腹が痛くなり、お母さんが学校に行かなくてもいいというと、急に緊張が解けてお腹の痛みがなくなる。

仮病と思われがちだが、そうではなく体質だ。
この体質の人は緊張すると腸の動きが活発になり、腹痛が起こる。緊張感がほぐれると腸の運動が収まり、腹痛もなくなる。

このお嬢ちゃんは多分、過敏性大腸症候群だと思ったが、学校に行くのが嫌でもなければ学校に行ってもお腹の痛いのが続く。しかも朝だけだという。

寝腰(ねごし)

イメージ図:腰痛寝腰とは特殊な腰痛で、朝起きた時に腰が痛くてかがめないが、動かしているうちに楽になるというもの。MRIで検査をしても異常はない。

一般の腰痛には独活寄生湯(どっかつきせいとう)、ぎっくり腰には調栄活絡湯(ちょうえいかつらくとう)を出すのだが、寝腰には八味地黄丸がいい。

八味地黄丸と言えば老人の寝腰に効くのだが、何故か若い人にも寝腰ある。施術をしてもあまり効果がなく、八味地黄丸がよく効く。理由は分からないが腰の周りに起こった炎症で背骨の周りに浸出液が出ているのだが、腰を動かしているうちに周りの浸出液が絞れて動きやすくなるのではないか。
何やらリウマチの指のこわばりに似ている。これも動かしているうちに指の動きがよくなってくる。

八味丸の成分を分析のために丸薬にして試してみたが何が効いているのか分からなかった。成分のなかで一番謎なのは山茱萸(さんしゅゆ)だが、これは痛みを軽減する作用はないようだ。

この子供さんは腰のだるさも訴えていたので八味丸を出したら、腹の痛みも腰の痛みも無くなってしまった。

理由は分からないが、背骨から出る脊髄神経と交感神経が背骨に挟まれて腹の痛みと腰の痛みを起こしていたのかもしれない。

八味丸 【地黄、山茱萸、山薬 茯苓、沢瀉、牡丹皮、桂皮、附子】

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