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臨床日記

62.繰り返す腸閉塞:79歳男性

イメージ図:虫垂炎で腹痛25歳の時、虫垂炎を手術、54歳で胃がんを手術した。この手術のせいで腸管が癒着し、腸閉塞のため、さらに2回手術した。
普段から腸閉塞を予防するために冷たいものはすべて温めて食べている。また腹が冷えると腸閉塞を起こすので、夏でもカイロをたくさん貼っているので、低温ヤケドをおこすことがあるという。

診察しようとシャツをめくると5枚の下着をめくらなければならなかった。最後の一枚は毛糸の下着でその上に4つものカイロが貼ってある。触診すると心窩部と左の上腹部に圧痛がある。

ケロイド体質

ケロイド体質

怪我の後は細い瘢痕が残るのが普通だが、ケロイド体質の人は瘢痕が広がり
右のように盛り上がる。

ケガをすると、線維芽細胞が出てきて修復するのだが、治った後の傷口が赤く盛り上がる人がいる。これをケロイド体質と呼んでいる。ケロイド体質の要素をもっている人は腸管を触ることで癒着が起こるのだろう。
西洋医学で傷口のケロイドを治すにはリザベンという抗アレルギー薬を使うが、あまり効かない。

漢方では肝硬変などの繊維芽細胞の増殖に効く紫根(しこん)を使えばいい。また腸管が激しく動かないように芍薬、蜀椒などで腸管の動きを穏やかにしていればいい。さらに人参で体の新陳代謝を上げて体を温めていく。

以前、難病を治す処方を作る 第2話の中の温裏去寒剤のところで述べたが、体をとりあえず温めるのは生姜だが、新陳代謝を上げるために人参が入っていると説明した。その人参がカイロの代わりをしてくれる。

温裏去寒剤

体を温めて寒さを取る処方を調べてみると、生姜が12回も出てくる。つまり寒さはとりあえず生姜で温めるということだ。面白いのは体を温める作用のない人参が入っていて、生姜で温めた後は人参で新陳代謝を上げるように処方が組まれている。

(表3)温裏去寒剤の処方

(表3)温裏去寒剤の処方

患者さんは1週間の治療で、食べ過ぎた時の吐き気などもまったく消失した。すごく調子がいいという。6週間後にはカイロが2つになり、上着を脱いでいても大丈夫になったが、あまりに苦しんできたので、これ以上カイロを減らすのは不安だという。

保険漢方での治療は無理

こんな記事を書くと、人参湯だけでも効くのではないかと考える漢方医もいるかもしれない。
表の人参湯を見てみれば分かるのだが、人参のほかに生姜など3つの生薬が入っているので、人参その物を使うより、人参は四分の一に薄められていることになる。

また肝心の紫根を含むエキス漢方はない。処方をシンプルにして生薬の本来の力を引き出さないと効かないのは言うまでもない。

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