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臨床日記

44. 漢方販売の世界戦略

大幸薬品の正露丸20年以上前から海外で漢方薬を売っている会社がある。
ラッパのマークの大幸薬品の正露丸だ。みなさんご存知の下痢止めの薬だ。
台湾に支店があり、上海にも関連会社がある。東南アジアを中心にアメリカの華僑にも販売している。

正露丸の成分は陳皮(ちんぴ)、阿仙薬(あせんやく)、黄柏(おうばく)、甘草(かんぞう)、木(もく)クレオソートの5品で、木クレオソートはブナや松の原木を炭化した時に出る煙を冷却して得られる木タールを生成したもので、天然素材だが生薬ではない。

龍角散もう一つ日本の神薬として中国人に人気があるのが龍角散だ。
中国で偽物が出るほど売れた。

成分は桔梗(ききょう)、セネガ、杏仁(きょうにん)、甘草(かんぞう)の4種類で、セネガは、元々、アメリカインデアンのセネガ族が使っていた生薬で中国の生薬ではない。

日本の保険漢方薬を作っているメーカーも中国で漢方薬を売ろうと試みているという。確かに14億もの人がいる中国で薬が売れれば大変な儲けになるのだろう。

日本のメーカーはエキスを作る優れた技術を持っている。
例えば賦形剤にシリカゲルを使えば賦形剤を極めて少なくすることができるし、顆粒のマスキングも技術を持っている。しかし、中国で合弁会社を作れば、技術をすべて取られてしまうのではないかと心配になる。
また生薬の栽培技術もあるとはいえ、栽培場所は中国大陸なので、結局は中国の農民に教えて栽培してもらうことになる。

日本は生薬の治験データをほとんど持っていない。日本の漢方学会の症例報告はほとんどが1例報告で、しかも生薬の臨床研究ではなく、葛根湯といった処方を臨床に使ったデータだ。中国の中医学院(漢方の大学)のような豊富な生薬の臨床データはない。

生薬の知識は中医学院にあり、生薬の取れるのは中国、煎じ薬を粉のエキスに変える技術は、いわば味噌汁をフリーズドライにするようなもので、製造特許を取れるほどの技術ではないように思える。

漢方を中国で売っていく最大の弱点はその材料である生薬が中国で取れることではないか。正露丸や龍角散が売れている理由は、純粋の漢方生薬でない成分が含まれているからだと思う。

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