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臨床日記

【 漢方・整体施術 治療症例 】
95.歯槽膿漏の治療

歯槽膿漏を起こしやすい体質

体の表面からは、汗をかいていなくても水分が蒸発している。これを不感蒸泄(ふかんじょうせつ)という。

体質的に不感蒸泄が多くて体が乾燥しやすい体質の人は肌の色が黒く、やせていている。この体質を漢方では陰虚体質という。
反対に不感蒸泄が少ない人は水太りしている。この体質を気虚水滞体質という。

陰虚体質の人は歯垢がつきやすい

陰虚体質の人は口が乾燥して歯垢がつきやすく歯槽膿漏になりやすい。口が乾燥するので、口臭が強く、よくお茶を飲む。体の乾燥を抑える作用は、地黄、天門冬(てんもんどう)、麦門冬(ばくもんどう)などだ。

体質改善として、こういった薬を飲んでもらう。歯槽膿漏の薬として知られている甘露飲はこういった生薬が含まれている。

西洋医学での歯槽膿漏の治療

歯科医の先生に歯垢を定期的に取ってもらうが、歯槽膿漏が進行すると、歯肉が腫れて菌が歯槽骨を溶かして歯が抜けてしまう。そうなると歯槽骨に金属のネジを入れて歯を固定する。インプラント手術で、1本40万円もかかる。

それでも歯槽膿漏がひどくなるとせっかく入れた金属のネジが抜けてしまうこともある。

私の歯槽膿漏の治療

治療は2つに分かれる。まずは歯槽膿漏を起こす菌を殺すことだ。歯槽膿漏の炎症は不思議な炎症で、出血や膿が出るのに痛みを伴わない。これには地黄、枇杷葉、麦門冬などの入った甘露飲(かんろいん)が良く効く。

次に骨を丈夫にする薬だ。これには独活寄生丸がよく効く。骨を作る作用があり、骨折も早く治る。

歯槽膿漏症例

第一段階の治療は甘露飲で歯槽膿漏の炎症を抑える。
第2段階では化骨を進める独活寄生丸を投与する。

写真は肋骨骨折を起こした大学教授の治療から抜粋した。骨の癒合には4-6週間かかるのが普通だが、半分くらいの時間で治る。

歯槽膿漏では膿が出る時期を過ぎると、歯の動揺が始まる。まずは甘露飲を8割、独活寄生丸を2割の割合で治療を始めて次第に甘露飲2割、独活寄生丸8割と割合を変えて治療していく。

症状がおちつけば、歯医者さんで歯垢を時々取ってもらえばいい。
私は歯科医ではないので長期の観察はできていないが、ほとんどの人に効果があった。

甘露飲:
熟地黄、生地黄、麦門冬、天門冬、黄芩、枳実、甘草、茵陳蒿、枇杷葉

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