第356回「ラーメン屋 恵比寿と神戸」
恵比寿においしそうなラーメン屋を見つけた
行列が出来ていて、20人ばかりが外で並んでいる。そこで最後尾に並び、順番を待つことにした。15分ぐらいしたところで、自分の番になった。入り口のドアに「店にはトイレがありません」と書いてあるのを見て、びっくりした。なぜなら、寒い日だったので、もうその時点でお小水に行きたくなっていたからだ。ここの従業員はどこで用を足しているのか、不思議に思った。
店内は客が抜けてもしばらくの間外で待たされる。どんどん入れてくれないのだ。やっと入って注文することになった。料金は細かく設定されていて、チャーシューの値段もその厚さによって1センチから2センチなどと細かく決まっている。そこで分厚いチャーシューが出てくるのを楽しみにラーメンを注文した。
ラーメンは太いストレート麺で麺がとても硬くて食べられない。こんなものをよく出すと思った。
東京の人は、こんなまずいラーメンに行列を作るのだろうか?そんな疑問が湧いてきた。
神戸のラーメン屋
神戸のクリニックから歩いて2分のところにラーメン屋がある。「もっこすラーメン」と言う。神戸では知られたラーメン屋で、西宮とかにも店舗があり、多分7〜8店舗あるのではないかと思う。
そこは本店で、昼時になると5人から10人の行列ができる。そして店の中が空いてもすぐには入れてくれない。それには理由があって、ラーメンを出すためにはグループによって席を用意しなければならないからだ。もちろん中にトイレはある。30年ほど前から行っているが、顔見知りの店員がいて、私は「今は東京にいるのです」と挨拶する。
ラーメンの硬さは柔らかめとか粉落としとか、いろんな硬さが注文できる。スープは昔ながらの醤油だがとてもおいしい。私はいつも脂身の多いチャーシューを入れてもらって食べている。結構なボリュームがある。
神戸を含め関西ではB級グルメでもおいしいところが多いが、東京ではB級グルメでおいしいところはないように感じる。東京は人口が多いから、あまり美味しくなくても食べるところを探して料理行列を作らざるを得ないのかもしれない。東京で美味しいとなれば、とても高い。
このことを吉兆を例に話してみよう。
吉兆 (とても高い店)
日本料理の吉兆という店を知っているだろう。もともと神戸発祥の有名な料理店でサミットの時に料理を2回も出したことでも知られている。
吉兆の元々のお店は、実はうなぎ屋で吉兆の隠れメニューとしてうなぎ丼があったことを知っていた人は少ないだろう。
神戸の鰻屋青葉と銀座の鰻屋
もう吉兆は潰れてしまったが、湯木さんの出身の鰻屋は神戸の元町通の青葉だ。吉兆の親戚が営業している。
関西の鰻について説明しておこう。
関西は武士の文化ではないので、鰻は当然背開きじゃなくて腹開き。切腹など商人の街には縁がない。そして白焼きにしてからタレにつけることもなく、直火で焼いてしまう。直火で焼く方が、白焼きにするより技術がいる。
湯木さんの親戚には男性がおり、その男は板場の修行なしで、銀座近くに店を出した。修行なしだから、当然まずい夫婦で経営しているようで、受付を担当する奥さんは女優さんだったようだ。
*吉兆の商標権は東京のプラチナビルにある東京吉兆が持っているようだ。
吉兆のつぶやき女将と息子の運命
テレビ会見に同席した息子は有名になりすぎたために湯木美術館の館長をしている。湯木(ユキとは吉兆を創設した湯木貞一氏のこと)。
青葉の女性店員は、東京の吉兆本店でも修行したことがある。会見に出ていない息子は大阪で3つの日本料理店を経営している。吉兆の名前は使えないから湯木という名前を使用している。吉兆の様式で料理が運ばれてくる。
しかし、一番吉兆の伝統を守っているのは神戸のトアロードにある三木だろう。
私が初めて三木に言った時、吉兆の料理の出し方にそっくりだったので、「失礼ながらあなたは吉兆におられたことがありますか?」と聞いたら、「東京の吉兆で10年間修業しました」との答えが返ってきた。
東京吉兆はクリニックから歩いて数分のところにあるが、値段が高すぎて行ったことはない。三木は安くて美味しいが、1か月先までいつも満席だ。
- 第356回「ラーメン屋 恵比寿と神戸」
- 2026年03月01日
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