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臨床日記

56.血友病患者のマッサージ:40歳男性

血友病とは血液を固める凝固因子が生まれつき欠損している病気だ。だから怪我をすると血が止まらずに亡くなることもある怖い病気だった。

遺伝的に凝固因子の第8もしくは第9因子が作られないのだが、この患者さんは第9因子がない血友病Bタイプだった。

昔は治す方法がなかったが、現在は、血液製剤で止血ができるようになった。患者さんはいつも血液製剤を持ち歩いている。大きな怪我をしたときには2時間以内に血液製剤を注射する必要がある。

この患者さんは子供の時に足首を捻挫した。その時、関節周りへの出血が起こり、瘢痕化したのだろう、今でも足関節が痛い。
そんな関節の痛みや背中の凝りを施術で治して欲しいのだが、誰も怖がってマッサージしてくれない。

駆瘀血薬と止血薬があれば施術ができる

血液製剤の抗凝固因子を投与すれば、出血を止めることはできるが、出血して内部に溜まった血液はすぐには吸収されない。

15分テスト

漢方には瘀血(おけつ)という考え方があり、体に溜まった不要な血液を瘀血という。その不要な血液を吸収して排泄する薬が駆瘀血剤だ。この薬を使えば、たとえ多少の出血をしてもすぐに排泄される。以前、顔面打撲の患者さんの出血班が1時間で吸収されていく写真をお見せした。足の写真は打撲による内出血が3日できれいに治っていることを示している。

瘀血の治療

止血薬

出血がある場合、駆瘀血剤と止血薬を使うのだが、私の作った止血薬は潰瘍性大腸炎などの病気にも使える強力な止血薬だ。注射薬ではなく、西洋医学にはない飲み薬として止血効果を持っている。

この止血剤と駆瘀血剤の2つを飲んでもらいながら施術をすれば、血友病患者でも安心して治療ができる。

強力な駆瘀血薬

駆瘀血作用のある生薬をどう組み合わせれば強い駆瘀血薬ができるのだろう。
私は瘀血を取る薬を分類して、打撲に使う処方、感染症に伴う瘀血に使う処方、婦人病に使う処方、狭心症に使う処方という4つに分類した。しかし、疾患によって特に頻回に使う生薬を見出すことができなかった。そうなると効きそうな生薬を合わせて処方を組むしかない。恩師の山本巌先生は幅広く瘀血に対応するために通導散に桃仁と牡丹皮を足して使っていた。

駆瘀血剤の処方

駆瘀血剤の処方

丸薬私は1つ1つの生薬を丸薬にして駆瘀血作用を試している。単味の生薬でも様々な薬効をもっているが、どの生薬が一番瘀血を取るかは分からなかった。
打撲に使う通導散や治打撲一方は内出血を治す薬だから血液の吸収を促進するのは分かる。いっぽう冠心二号は狭心症の薬で血管を広げる作用を期待して処方が組まれている。これは瘀血の概念とは異なる処方になる。

癌の治療に駆瘀血剤

癌に駆瘀血剤がいいという。山本先生は通導散を使っていた。私も使っているが、確かに効く場合が多い。この癌を攻撃する作用をもっと強めることができないかと瘀血を取る生薬の分類をしてみた。すると、あまりに多彩な薬効をもっているからどれが効くのかは分からなかった。

各生薬の効能

通導散の処方をよく見ると駆瘀血剤のほかに理気剤や木通という利水剤が入っていて、これらの総合作用から癌に効くのではないかと思っている。駆瘀血剤の開発が難しいのは、その概念が曖昧なことだ。

処方解析に丸薬

自分で様々な丸薬を作って臨床で使っているのは私しかいないと思う。
今までに150種類以上の丸薬を作ってきた。この中の一部は処方解析のために作られてものだ。

単味の生薬の丸薬、例えば蘇木丸を飲んでもらい、内出血している患者さんに15分テストをすれば、すぐにその効果を検証できる。煎じ薬ならその場で煎じることもできないし、まずくて飲めないという問題も起こってくる。

丸薬は煎じる手間がなく、携帯に便利で味がしないのがメリットだが、それ以上に生薬解析の道具としての意義が大きい。

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