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臨床日記

肝硬変による腹水:86歳女性

肝硬変は85-90%がウイルスによるものだが、この患者さんの場合は原因不明の自己免疫性肝硬変だ。

肝臓の細胞が勢いよくつぶれると、新しい肝細胞ではなく線維芽細胞に置き換わり、肝臓が小さく硬くなる。これを肝硬変という。肝臓はもとの肝細胞ではなく、繊維芽細胞に置き換わるのだから、肝臓の本来の機能は失われて不可逆的な変化が起こる。
皮膚にひどい火傷を負うと皮膚の上皮細胞ではなく、線維芽細胞がケロイドを作る。これと同じことが肝臓にも起こると考えると分かりやすい。

患者さんは入退院を繰り返していて、2週間に一度腹水を抜いていた。来院した時は足まで腫れ上がり、お臍が腹水のために飛び出して見えた。

肝硬変

治療法は2つ。どう肝臓を柔らかくするか、そして腹水をどう減らすかだ。

西洋医学の薬には肝臓を柔らかくする薬はないが、漢方にはある。代表的な薬は紫根、さらには駆瘀血剤の牡丹皮や紅花だ。
腹水を取るのには西洋医学では利尿剤が使われるが、効かないだけでなく、血中の電解質が狂ってしまう。漢方薬の五苓散や防已黄耆湯などは効かない。車前子や大腹皮などがいい。

治療開始から2か月間は肝臓を柔らかくする薬を中心に利水剤を足したが良くならず、思い切って多量の利水剤を出したら、2週間で効果が出始めた。1ヵ月で腹水がどんどん減り始めて2か月で溜まらなくなった。
それ以降、利水剤を減らしても順調に推移し、腹水はなくなった。利水剤が減らせたのは肝臓が柔らかくなったからだろう。

もう20年以上前だが、ウイルス肝炎の女性が肝硬変になって受診した。
腹水はないが、食道静脈瘤がひどくて出血する可能性が高いから、血液の流れを止めるために食道離断術をしなければならないのだが、どうしようかと相談に来た。

そこで紫根や鼈甲などを含む丸薬を出したところ20年間手術をしなくて済んだ。その間、2回肝臓がんが発生したが、それも漢方と西洋医学での治療でしのぐことができた。
もし漢方がなければ、はるか以前に肝不全になっていた可能性が高い。

アルコール性の肝硬変は治療できない。酒を止められないからだ。そういう人は丸薬をまともに飲んでくれない。何人か治療を試みたが、酒を止められる人も薬を続けられる人もいなかった。

(6638120)

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