はじめに
私が自分の部屋でCNNのニュースを聞いていると、妻が入ってきて「あなた最近、自分のブログ更新している?」と聞く。
「いや、CNNに時間を取られているから、もう長い間更新していない。」と答えると、
「あなたはもういい年なのだから英語なんか勉強したって上手くならないわ。それよりブログでも更新したら?」と言って部屋を出ていった。
確かに2年ばかりホームページを更新していない。漢方を広く世界の人に知ってもらおうと書き始めたホームページの英語版も途中で終わっている。英語版は自分で書いてニューヨークにいるアメリカ人の友人に校正を依頼していた。その友人はハーバード大学卒で、大学在学中は新聞部にいた男なので極めて丁寧な校正をしてくれていた。「この単語はドイツ語由来で印象がいい」とか色々親切に言ってくれるのだが、こちらの英語力がそこまでついていかない。校正が次第に漢方の難しい表現をどう書くかという細かいニュアンスをメールでやり取りしているうちに書くのが嫌になってしまった。
じつは書きたいこともある。それは漢方医の後編なのだが、今はまだ書けない事情がある。そこで何か書いてみたいものはないかと考えているうちに時々自分の夢に出てくる老人のことを書いてみようと思った。その老人は夢の中で私にいろんな話をしてくれる。だが老人の話は夢の中の、しかも漢方とは何の関係もないとりとめもない話だから内容について責任を取ってくれと言われても取りようもないことを分かってほしい。
- はじめに
- 2010年04月30日
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