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臨床日記

【 漢方・整体施術 治療症例 】
93.アトピーの謎

アトピーについてはいろんな治療法が研究されてきた。
ステロイドの代わりにプロトピックという免疫抑制物質の塗り薬が開発され、最近では炎症物質を押さえるデュピクセントという免疫製剤の注射薬が発売されている。この薬はとても高価で一か月5万円もかかる。しかしながらこれまで作られたどの薬も対症療法で治癒する薬ではない。

アトピー性皮膚炎の定義

アトピーとは漆かぶれのような皮膚炎が体の中から起こってくる病気だ。皮膚の組織を見ても特徴的な変化はない。またアトピー性患者さんは喘息や鼻アレルギーになる傾向が強いという。

何十年も前、学生の時にアトピー性皮膚炎について学んだが、まったく理解できなかった。何故ならアトピー性皮膚炎の患者さんがほとんどいなかったからだ。

アトピー患者の体質的特徴

虚熱体質アトピーになりやすい人には体質的特徴がある。食べる割には太らない元気な人だ。漢方的には陰虚体質といったり、解毒証体質(一貫堂医学での定義)といったりする。

確かにアトピーで太っている人は少ない。痩せていても元気がなく、胃腸の弱い人や反対に太っている人にアトピーはほとんどいない。恐らく何らかの遺伝的体質があるのではないかと想像している。

アトピーの治療

漢方の師である山本巌先生は、アトピーの患者さんに甘い物を食べてはいけないといつも注意していた。
お菓子だけでなく、ハチミツや果物もアンコもだめ。ビールのような糖分の多いアルコールも駄目。
どうして駄目なのか不思議に思っていたが、患者さんを診るようになって確かに甘いものを止めるとよくなることを発見した。

ただし、腹の中で糖分に変わるでんぷん質は影響がない。理由は分からないが、これは何十年の経験から明らかだ。

アトピーは昔からの病気でないだけに漢方薬にアトピー専用の薬はない。皮膚の炎症を抑える黄連解毒湯や化膿を押さえる枇杷葉や桔梗ではなく、皮膚の痒みに効く薬は黄耆のようで、山本先生は黄耆のたくさん含まれる補中益気湯の大量投与をしていた。しかし子供以外には効かなかった。

私の研究では黄耆より晋耆がよく効いたが、今は別の薬を複数合わせて使っている。作った薬は大人のアトピーにも効くが、甘いものを止めなければやはり良くならない。

気候や場所の関係

ある医者が高知にある病院でアトピーの治療を受けたらかなり改善したので、自分の勤め先の病院を止めて高知の病院に就職した。すると薬を飲まなくてもアトピーが治ったという。

また私の患者さんでオーストラリアとハワイと日本でサーファーをしている人から聞いた話だが、日本とオーストラリアでは甘い物で悪化するが、不思議とハワイでは甘いものを食べてもアトピーは悪くならないという。

学生時代、運動部で運動していたときはアトピーにならなかったが、就職して運動が出来ずに座り仕事をしていたら、子供の頃のアトピーが出てきてひどくなったという話をよく聞く。
甘い物をたべてもそれが完全燃焼していればアトピーにはなりにくいようだ。

腸管の細菌叢の変化による病気か?

昔は甘い食べ物を厳禁にして腸を掃除するために、通導散などを使って下痢を1日3-4回するようにしていた。腸を掃除すると、それだけでひどいアトピーはまったく消えてしまった。その時の写真がこれだ。

そのうち下剤を飲まなくてもきれいな肌が続いていたので、糖分の摂取も許可した。何か月かきれいな肌が続いていたが、半年後にまたアトピーが復活した。
そんな経験から腸内の細菌叢が原因ではないかと思っている。

ビフィズス菌の話ではないけれど、腸の細菌叢が様々な作用を持っていることは分かっているが、腸内細菌叢をいいように変えることはとても難しい。ビフィズス菌を飲んでも胃酸で殺されてしまうし、よほど大量でないとドミナントな細菌叢を作ってくれそうもない。

漢方の理気剤は枳実でも弱すぎて作用を確認できない。

最近、子供の時からアトピーだという51歳女性の患者さんが来た。
地黄と石膏を中心とする薬で血液中のアトピー専用の数字、TARKが2717から136になった。皮膚科の先生は大変驚いたようだ。

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