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臨床日記

【 漢方・整体施術 治療症例 】
90.アトピー性皮膚炎:37歳男性

半年ほど前から漢方薬局で治療を受けている。煎じた液をレトルトパックにしたものをもらっているが、まったく効かないといって来院した。

レトルトパック用の機械で煎じた煎じ液の量は80~100ccしかないので煎じ液としては少なすぎ、また機械は遠心分離装置がついておらず、煎じた生薬の残渣中の煎じ液を有効に集めることができないから十分な有効成分を集めることができない。
だから処方中の生薬の効果を論じる前に、生薬は少なすぎるということになる。

また煎じ液の量を80cc から100cc にしようと思えば、煎じ液を濃縮すればいいのだが、そうするととてもまずい煎じ液になってしまって毎日飲むことができなくなる。

丸薬の正当性と有効性

私の作っている丸薬は、概ね煎じ薬の半分以下の量で効果を発揮する。
理由は明白で、生薬すべての有効成分が入るからであり、また味がしないために大量投与できるからだ。

エキス製剤や煎じ薬しか使ったことのない漢方医は生薬末や丸薬に不安を感じるようだが、中薬大辞典を調べると、ほとんどの生薬は煎じ、粉末、そして丸薬で使えると書いてある。

エキス漢方は煎じ薬を粉末にする際に有効成分が飛んでしまうことがあり、どれほど有効か、いまだに疑問のある投与形態である。

患者さんのその後

初診時は椅子に座ると沢山の落屑があったが、4週目にはほとんど落屑がなくなった。
治療は順調だが、やはり厳密に甘いものを止めてもらわないと効果が出ないことに変わりはない。この患者さんは意志が強くて、甘いものを完璧に止めてくれたおかげでここまで回復した。
甘いものは一生止める必要はなく、よくなったら、悪化しない程度に食べていけばいい。

薬は甘露飲加減だったり、紫根、石膏、荊芥連翹湯加減だったりするが、どれも一定の効果がある。荊芥と石膏で乾燥させすぎると、カサカサになるという患者さんもいるので、配合具合が難しい。

アトピーのパターン

  1. 女性に多い首から上だけに皮疹があるタイプ
  2. 面状の皮疹が全身に広がるタイプ
  3. 肘や膝裏、首に皮疹のでる汗かぶれを思わせるタイプ
  4. 虫刺さされの様な痒疹型のタイプ

アトピーには上記のようなパターンがあり、これらにはそれぞれ加減をするが、基本はやはり甘いものを止めることが一番重要だ。

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