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臨床日記

【 漢方・整体施術 治療症例 】
50. 腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、足関節炎

患者さんは76歳の女性。2年前から坐骨神経痛がおこり、病院で検査すると腰部脊柱管狭窄症、すべり症、そして足関節炎があると言われた。腰から右尻とふくらはぎにかけてしびれと痛みがある。

足を見るとかなりの外反母趾があり、浮腫がひどい。そこで浮腫を取る丸薬を投与して15分テストをすると、服用後15分でかなり浮腫が良くなっているのが分かる。

麻黄石膏を中心とする丸薬を投与する前と15分後の写真

麻黄石膏を中心とする丸薬を投与する前と15分後の写真

煎じ薬での15分テスト

15分テストはエキス漢方の通常の投与量では効果が出にくいが、煎じ薬ではできないことはない。その場合は時間をかけて煎じることができないので、ふり出し(煎じ薬を5分ほど熱湯につける)ですることになる。丸薬は十分な量をその場で投与できるので便利だ。

関節の痛みなども15分テストで楽になる。しかし、その効果は、残念なことに写真でみせることができない。漢方の師である山本巌先生は脊椎管狭窄症には独活寄生湯(どっかつきせいとう)、ギックリ腰には調栄活楽湯(ちょうえいかつらくとう)のエキスを使ってテストしていた。エキスは自家製のものだった。
※「15分テスト」については、臨床日誌のアレルギー性結膜炎を参照してください。

階段をカニ歩き

患者さんは腰椎の前弯がきつくて階段を上るときは、まっすぐに上がることができずに手すりにつかまりながら横に向いてしか上がれない。骨盤が前に傾斜しているために太ももを持ち上げることができないためだ。骨盤を治してあげるとすぐに前を向いて階段を上がることができるようになった。

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腰痛の治療

私は腰痛の治療に独活寄生湯を使わない。まったく違う生薬を組み合わせで治療している。

独活寄生湯は冷えに冒されたときの薬で、おそらく山本先生も独活寄生湯という名前は使っていたが、中身は相当加減していたと思われる。ただ、自家製のエキスなので詳細は分からない。私はギックリ腰にも調栄活絡湯ではなく、普通の腰痛と同じ薬を使っている。

もう一つ寝腰(ねごし)という病態があり、朝起きたときに腰が固まったように痛いが、動かすと楽になるというもので、若い人にもある。これには施術は効果がなく、八味丸の加減がよく効くが、その理由は分からない。処方を分析して山茱萸などの丸薬も作ってみたが、まだ解明できていない。

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