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臨床日記

緑内障

眼房水の流れ角膜や水晶体、レンズは透明でなければ光を通すことができない。だから栄養を送っているものは血管ではなく、透明な液体である眼房水だ。眼房水は毛様体という所で作られ、栄養を運んだ後にシュレム管から排泄される。
この排泄管が詰まるとピンポン玉のような目の内圧が高まって神経が圧迫されて視野欠損が起こる。放って置くと目の見えない部分が広がって失明してしまう。これが緑内障という病気だ。

西洋医学では点眼薬を使ったり、排泄管の目詰まりをなくすためにレーザーで穴を開けたり、手術で水の排泄を良くしたりする。
目玉の中の圧が上がっているかどうかは、目球を押してみたらわかる。つまり角膜を圧迫してその圧が20ミリHg以下だったら正常とされる。平均眼圧は14.5ミリだ。

緑内障に効く漢方薬

今から30年位前、山本先生が緑内障には越婢加朮湯が効くと教えてくれた。当時、私は鐘紡記念病院に勤務していたので、眼科の樋口医師と一緒に緑内障にどの漢方が効くかを研究した。その時の論文は大手新聞にも取り上げられ、たくさんの緑内障患者を診察することができた。

印象に残っている症例がある。中年の女性で片目の眼圧が60、他の眼圧が30だった。60の方の目は手をかざすと動いているのがわかる程度だったが、30の方は普通にまだ見えていた。何度も手術を繰り返し、10年後には両眼とも失明すると言われていた。眼圧が高い方の目は救ってあげることができなかったが、30の方は10年たっても進行しなかった。

正常眼圧緑内障

昔は眼圧が高い高眼圧緑内障の人ばかりだったが、今は眼圧が正常なのに視野欠損が起こっている人が大半だ。
なぜ眼圧が正常なのに視野欠損が起こってくるのかがわからない。血流の悪さなど組織の脆弱性に問題があるのだろう。治療は眼圧を下げる七苓丸と瘀血を取る薬だ。

薬が効いているかどうかは、視野欠損が進行していないかどうかで判断するのだが、これがなかなか難しい。視野欠損の測定は患者さんの体調に影響されることが多いので、正確な比較が難しいからだ。長年の経験から漢方薬が一定の効果があるのは間違いない。手術やレーザーで目をかなり触るとかえって良くないような印象を以前の臨床研究で思った。
いずれにせよ視野欠損をできるだけ少ない状態で保っていくのに漢方は役に立つ。

オステオパシーでの緑内障治療

研究をしていた当時、オステオパシーの大家である古賀正秀先生がクラニアルマニュプレーション、つまり頭蓋骨の施術で眼圧が下がると言うことを教えてくれた。

数年前面白い経験をした。緑内障でかなり視力が落ちている患者さんが来た。1つの眼は手を前に持っていって見せても指が何本かがわからない。そこでクラニアルマニュプレーションを行ったところ、指の本数がわかるようになったのだ。2~3回やるチャンスがあったが確かに視力が上がる。残念ながら眼圧は測定できないのでわからずじまいだった。
患者さんはそれから来られなくなったので、追跡調査はできていない。

漢方の、組織を丈夫にしたり血流を良くする薬を飲めば視野欠損を止めることができるのかはわからないが、漢方が視野欠損を抑える作用があるのは間違いない。眼科医と密接な協力で良い薬を使っていきたいものだ。

緑内障の漢方治療

「緑内障の漢方治療」日笠 穣・他<眼科臨床医報、83:6号(1989)>

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