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臨床日記

不妊治療(多嚢胞性卵巣症候群):32歳女性 

精子と卵子が出会い細胞分裂を始めながら着床することは、臓器移植と考えると分かりやすい。胎児の組織は半分は母体の組織だが半分は父親の組織だからだ。
腎臓移植など他人の組織を体に埋め込む場合は拒絶反応が起こらないように免疫抑制剤を投与する。

妊娠の場合は免疫抑制剤の代わりに、母体がホルモンや免疫細胞を総動員して拒絶反応を押さえ込む。押さえ込むのに失敗すると不妊や流産が起こってくる。
妊娠初期は免疫抑制剤の副作用が出るようにつわりといった形で症状が出る。
妊娠20週を超えると免疫寛容が起こり、つわりも消えて安定期に入る。

不妊や流産を防ぐ有効な薬は西洋医学にはない。胎児に影響を与えるからどんな薬も使いにくい。

漢方では不妊や安胎のために当帰芍薬散や桂枝茯苓丸がよく使われているようだ。桂枝茯苓丸は癥瘕(チョウカ)と言って腹の中に塊があり、不正出血を治すために使われた薬だからそのままでは使いたくない。どんな病気か分かっていないが、死産か子宮筋腫があって出血しているとしか思えないからだ。

当帰芍薬散はわけのわからない妊婦の腹痛に使われた薬だ。四物湯から地黄を除き、五苓散から桂枝と猪苓を除いたものを合包したものだが、処方の分析が難しい。

当帰芍薬散四物湯(当帰、芍薬、川芎、地黄)-地黄
五苓散(茯苓、沢瀉、白朮、桂枝、猪苓)-桂枝、猪苓

特に当帰が難しい。どういう効果があるのか単味の丸薬を作っても分からない。益母草というお母さんに利益をもたらすという生薬も難しい。詳しく調べるためには産科の先生と協力してホルモンの変動等も含めて、経過をクワシク見ていかなければ解析ができない。

益母丸山本巌先生が教えてくれた不妊や流産防止の薬を分析していくと、先生が自己免疫疾患に使えと教えてくれた薬と酷似していることが分かった。
自己免疫疾患とは自分のリンパ球などの免疫細胞が誤って自分の細胞を攻撃してしまう病気だから、やはり妊娠は免疫抑制剤的な漢方を必要としているのだろう。

患者さんは多嚢胞性卵巣と言う病気で、卵巣から卵が出にくいという問題を抱えていた。比較的多い病気で、男性ホルモンの影響が強いと言われている。ホルモンを調整する漢方薬で6ヶ月後には妊娠した。

私は40歳以上で体外受精をしているような患者さんの治療はしたくない。女性の寿命は90歳まで伸びたのに、40歳を超えると妊娠能力が急に低下する理由がわからないからだ。

西洋医学の先生がよく行っているホルモン剤と温経湯といった投与はして欲しくない。漢方が効くのかさえ解明できないような科学的思考に基づいた治療ではないからだ。

(4431224)

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