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臨床日記

線維筋痛症:83歳女性

線維筋痛症の患者さんを医学部の名誉教授の先生が紹介してきた。混合性結合組織病(膠原病)を7年間に発症、長期の療養のため寝たきりの状態になっている。患者さんは歩行できないので、遠隔診療で治療することになった。

体を清拭するときに痛みが走るので、とてもつらいという。膠原病という基礎疾患があり、それに伴う痛みとも考えられるが、皮膚の表面の痛みは膠原病から来ている痛みとは思えない。
主治医の診断は二次性の線維筋痛症ではなく、やはり原発性の考えのようだ。この患者さんは1年前から筋痛症になっていた。

線維筋痛症は診断が難しい。検査で異常が出るわけでもなく、症状から診断するしかない。命に係わる病気でもなく、治療法がないので苦しんでいる患者さんが多い。
ずいぶん以前に線維筋痛症の患者さんをみたことがある。痛みが激しく残念ながら治療できなかった。

乳香と没薬という薬がある。キリストが生まれたときに東方から3人の賢者がもってきたお祝いの品は黄金と乳香、没薬だ。

乳香と没薬

(左)没薬、(右)乳香

没薬はミルラと呼ばれ、ミイラを作るときの防腐剤や鎮痛剤として使われていた。キリストが磔にされたとき、ローマの兵士は葡萄酒に没薬をつけた液体を海綿に吸わせてキリストの口元にもっていったという。つまり、痛み止めを勧めたわけだ。だがキリストは口にしなかった。

乳香も痛み止めとして使われてきた。乳香と没薬は樹液を固めたものなので、煎じて飲むのは難しい。私のところは丸薬にしているので飲みやすい。

2000年以上も前から痛み止めとして使われ、中国では瘀血を取る薬としても知られているこれらについて長年研究してきた。
これら2つの鎮痛作用は強くない。現代では優れた鎮痛薬や麻薬まであるからだ。しかし、少量でもうまく処方の中で使うと不思議な鎮痛効果を発揮する。
どんな処方と合うかと言われれば、やはり瘀血を取る薬だ。そこで駆瘀血剤に筋肉の緊張を和らげる丸薬を加えて様子をみた。

すると2週間ほどで少しばかり痛がらないとヘルパーさんが言っているという。2か月で明瞭に痛みが減り。3か月後には痛みが半減し、4か月するとほとんど痛みは消失した。

線維筋痛症は炎症がないのがその定義になっている。しかし、考えてみると慢性の痛みは炎症を伴わないで起こるのだろうか?単なる神経痛ではなく全身の筋肉の痛みが起こってきても炎症がないとは常識的には考えにくい。
そこで少しばかり慢性の炎症を抑える薬を入れたのが良かったのかもしれない。線維筋痛症は謎の多い病気だ。

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