【 漢方・整体施術 治療症例 】
110.子宮脱手術後の陰部の痛み:63歳女性
子宮が膣から出てしまうので、子宮を切除した。それでも陰部の痛みが取れない。西洋医学の先生は尾てい骨が痛いのではないかという。
しかし、尾てい骨とは違う場所が痛い。圧痛があるのは、左の恥骨弓の部分だ。そこで地黄石膏丸、甘露丸、麻黄石膏丸を投与すると15分で痛みが消えた。
骨盤は上から見ると底には筋肉が張っていて、そこを肛門や膀胱、さらに女性の場合は膣が貫いている。この筋肉がひきつれて痛みを起こしていたのだ。実はここの痛みは前立腺炎でもよく起こる痛みであり、同じ方法で治療する。
骨盤底には筋肉が張っていて、穴を塞いでいる。その中を前から尿道、膣(女性の場合)、肛門の3つが貫いている。骨盤底の筋膜がひきつれて痛みを起こしている。筋膜を緩めることで筋肉が緩んで骨盤が正常な状態に戻るというわけだ。
痛みが取れたので患者さんは不思議な顔をしていた。確かにこればっかりは経験しないと分からない。
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110.子宮脱手術後の陰部の痛み:63歳女性 - 2024年08月01日

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