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香杏舎ノート

第148回「誰にでも整体が必要な時代」

離婚して母子家庭になったお母さんが介護施設で働き始めた。しばらくは楽しく働いていたが、患者さんの体位変換などをするために腰痛になり仕事を失った。ある男性は外資系の会社の技術者として働いていたがリストラされ自動車の部品工場で働くことになった。40歳過ぎてからの転職に加え、現場で重い部品を運ばされて膝を痛めて退職した。

こんな話を聞くとひ弱なだけだと思いがちだがそうではない。最近は大学を卒業して会社に就職してもそのうちの3割は3年以内に辞めてしまう。この中には体力不足で仕事についていけない人が多く含まれる。知人のお嬢さんは有名ブランドのブティックに就職した。毎日ヒールの生活が続くと足が痛くてたまらない。エアコンで足が冷える。そういった辛さから仕事を2年で辞めた。疲れ具合も床が絨毯かタイルかでとても違うことが分かったという。

会社では新型うつ病で長期に休んでいる人が多い。生真面目な人は無理を承知で仕事を頑張る。頑張ってふらふらになるまでやる。精神的にも弱り、上司の一言に傷ついてしまう。休むと体力は回復して機嫌もよくなるが、仕事の量がその人の体力を上回っているので、復帰するとまた体調を壊してしまう。元気な人からみればそれしきの仕事で疲れるはずもないと思うのだが、体力がないので仕方がない。

体力が無くなってきた理由

体力が失われてきたのには理由がある。以前【パソコンと体力】というところにも書いたが、いい大学に入るために塾にばかり行かせていると運動して体力をつける暇がなくて、ひ弱な体質が出来上がる。これが第1の理由だ。

第2の理由は仕事が以前より忙しくなっていることだ。最近は景気が悪いので、会社が人を減らしている。昔は10人でしていた仕事を8人で、いや7人で、と言った具合に個人の負担が増えてきている。

3番目の理由は仕事の変化だ。パソコンでの業務が増えて1日中座っている人が多い。座っている仕事は楽なように思えるが、外出したり歩いたりする方が体力は維持できる。ブロイラーのように狭い檻に入れられている状態では筋肉を維持できない。

整体は解決法になる

50代半ばの男性が診察に来た。会社では取締役になってから忙しくて体調を崩すようになったという。毎週、整体を受けるようになると、風邪も引かなくなり、スイスやシンガポール、台湾に立て続けに出張にいけるようになった。会社では化け物というあだ名がつき、最近、副社長になった。

23歳の女性。司法試験に挑んでいた。1日12時間以上勉強するので肩こりから頭痛がする。決して体力のない体質ではないのだが、勉強に体力がついていかないのだ。そこで週に1度の整体を勧めた。すると頭痛がなくなり勉強効率が上がり試験に合格した。

プロスポーツの選手はコンディショニングコーチを雇い、マッサージを受けて最高の能力を引き出す。それと同じように我々も定期的に整体を受けて自分の能力が最高になるように体調を整えていけばハードな仕事でもついていくことができる。能力を発揮するための工夫として整体は大きな武器になる。

整体をしていたら一生整体をしていかねばならないと思う人もいるかもしれない。だが我々にとってハードな仕事はプロスポーツ選手のトレーニングのようなもので、整体をうけることで仕事をこなしていくだけの体力がついてくる。

本当は若いうちに筋肉トレーニングをして、がっしりした筋肉をつけてやれば整体そのものも必要なくなるかもしれない。だが我々にはそんな時間も体力もない。仕事をこなすことが出来なければ仕事を失ってしまうのだから仕方がない。プロ選手もいい成績をのこせなければすぐに職を失ってしまう。整体は仕事をこなしていくための必要経費だと割り切ることが必要だ。

最後に一言だけつけ加えておきたい。
整体といっても上手下手があり、上手な人に治してもらわなければ整体の効果が長持ちしない。私の所には長崎から日帰りで整体を受けにくる人もいれば泊りがけで治療に来る人もある。上手な人は少ないが、あまり上手でなくても単なる疲労なら身近なところで普段から治してもらうことの方が大切だと思う。

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