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香杏舎ノート

第158回「リュックと骨格の歪み」

愛用中のSolo Touristのリュック10年以上使ってきたリュックを買い換えた。破れたり、穴が空いたりしたわけではないが、毎日使うのでヘタリが出てきたためだ。関西との往復にもこのリュック一つで済ませてきた。
買い替えたといっても同じリュックで同じ型の物を見つけたからだ。

Solo Touristというマイナーなブランドのリュックで他の物に変えようかと探したのだが、いいものがなく、またこのブランドを取り扱う店がないので困っていたところ、渋谷に会社があるのを見つけて買いに行ってきた。

どうしてこのリュックが気に入っているかというと、もともと折りたためるポケッタブルのリュックなのだが、肩紐がしっかりしていて少々重い物を入れても肩に食い込まないからだ。また重量が250グラムもないからリュックとしての重さを感じない。

リュックを背負っていると後ろに飛び出すから、自分では見えないところで周りの人の迷惑になる。このリュックは8Lという小ぶりで、しかも薄い生地で出来ているから、荷物を入れると下には下がるが後ろへの飛び出しが少ない。だから混み合った電車の中でも気を使うことが少ない。

またチャックに鍵が掛けられるようになっているから後ろから知らない間に物を盗まれることがない。写真の、リュックの上に置いてあるのがその鍵だ。ポケッタブルなリュックなのに鍵がついているのは珍しい。

インナーバッグ値段は3500円。生地が薄いので、縦型のインナーバックを入れて使っている。インナーバックは小さなPCなら入れることができるようになっていて、クッションが入っているので、それが背中にくる様にすると、とても楽だ。

インナーバックを入れた状態のリュックを見ると、かさばらないことが分かる。A4の書類が入り、多少の小物を入れた状態でもバックはこの厚さだから、人ごみでもあまり気にしないですむことがわかるだろう。インナーバックは2000円ほどだった。

リュックは体を歪めない

リュックを愛用しだして25年位にはなる。
以前は、リュックを背負っていると目立つ存在だったが、今では多くの人がリュックを使うようになった。
ノートパソコンやスマホ、予備の電池などを持ち歩くようになって、カバンの中身がとても重くなった。女性は化粧道具や日傘などが加わるからさらに重くなる。昔は携帯電話さえなかったのだから、バックの中身は軽かったはずだ。

重い物を持ち歩くと、疲労するだけでなく、体が歪んでくる。前かがみになって猫背になる。ショルダーは体を横に捻じる。現代人は運動しなくなっているから筋肉が弱り、骨格が狂いやすい。骨格が狂うと、背骨から出ている自律神経も影響を受けて内臓の調子もおかしくなる。
歩くときはリュックにして体の歪みを予防するといい。

両手が使えると安全

頭上に荷物を載せる

ある程度の年齢になると足元が危なくなる。そんな時、リュックにしておれば両手が使えて足を滑らせた時もこけることがない。恰好は悪いが、仕事以外ではリュックがいいと思っている。

さて、物を運ぶときの理想的な運び方は、黒人の女性がしている頭の上に物を載せるのがいいのではないと考えている。姿勢が正しくないと運ぶことができないからだ。でも急に真似すると頚椎を傷めてしまうかもしれない。

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