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香杏舎ノート

第28回「お金で健康が買えるか」

その昔、秦の始皇帝は不老長寿の薬を求めて中国全土に臣下を派遣した。だが不老長寿の薬はなく、水銀の含まれる漢方薬を飲んで返って寿命を縮めたと言い伝えられている。富や権力を持っていれば長生きできたり健康になることができるのだろうか。お金と健康の関連について考えてみよう。

日本人がチビだったのは貧乏のせい

ディッケンズ時代のイギリスでは貴族の身長が庶民より4センチ高かった。なぜかというと庶民より栄養がよかったからにほかならない。貴族は庶民より体格がよいだけでなく教養もあり、金持ちだった。貴族の子弟の通うパブリックスクールではボクシングや射撃もスポーツとしてあったからケンカにも強く、庶民が貴族より誇れるものは何もなかった。さらに貴族の住居環境もよかったので、貴族の寿命は庶民に比べて長かったに違いない。

日本人は欧米人に比べてチビだといわれ続けてきた。だが最近、そういう話を聞かなくなった。日本人の身長が低かったのは、貴族の例をみてもわかるとおり栄養不良のせいだ。おまけに寿命も短かった。1940年の統計によると、平均寿命はアメリカ人が62.9歳に比べ日本人は46.9歳にしか過ぎない。結局、日本人がチビで寿命が短かったのは、国そのものが貧しかったためだ。

貧しければ栄養のみならず衛生状態が悪くなり、医療の質も低下するため平均寿命は短くなる。1940年当時のインド人の平均寿命は、わずか26.9歳。現在でも北朝鮮のような餓死者が多い国の平均寿命は極端に短いはずだ。エイズの蔓延をくいとめることができないアフリカの国々では平均寿命が推測で25歳も短くなっているというデータもある。
個人単位ではなく、国とか、貴族とかいった大きな人の集団でみると、お金があるほうが健康で長生きできるのはまちがいない。だから豊な国に生まれおちるかそうでないかは寿命に大きくかかわってくる。

祉国家は経済が悪くなる

豊かな国が医療費を無料にし、さらに年金などの手当を十分にすると平均寿命が長くなるかというと、必ずしもそうでもない。共産主義国家だったソ連は医療費を無料にするなど社会福祉を充実させたが、経済が破綻して崩壊した。そのためロシアの平均寿命は5歳も短くなった。社会福祉を充実させると、人々は病気や老後の不安がなくなり、安心して働かなくなる。そうすると国がまずしくなって福祉どころではなくなってしまう。
たとえば福祉政策で有名なスウェーデンは経済が悪化し、一時、公定歩合が500%にまでなった。平均的な家庭の現在の収入は4百数十万ほどだが、税金など国民が負担する金額が170万円にもなる。だから自転車が貴重品、オープンサンドの食事がごちそうだというほどに貧しい。(ちなみに日本では400万円近くまで税金がかからない。)

個人で考える長生き対策

幸いにも今の日本は裕福で世界一の長寿国になった。だが日本の豊さがこのまま続くとは考えにくい。人口は急速に高齢化していく。働く人の数が減るのに面倒をみなければならない老人の数が増えてくる。だから豊さも今が頂点だと考えたほうがよい。

また豊さゆえの問題もある。おいしい物をたらふく食べれば糖尿病になる。糖尿病になれば確実に平均寿命は短くなる。生命保険に加入する場合に糖尿病があれば絶対に加入を認められないのはそのためだ。日本には1500万人もの糖尿病患者がいると言われているが、この人達が平均寿命を縮める可能性が高い。高血圧、肥満、運動不足などが平均寿命を短くし、大量の寝たきり老人を作っていく可能性がある。

豊さの問題を克服するのは国の責任ではない。個人の努力にかかっている。食事の工夫をするのも一つだろう。運動したり、日光浴するのも効果があるかもしれない。こういった状況をよく見据えて長生きの対策を考えなければならない。幸いなことに現在の日本では、個人としていろんな方法を試すことができる。具体的な方法はこの本の中でもふれていくが、ともかく自分で努力して養生することだ。そうすれば長生きできるはずだし、少なくとも寝たきり老人になって家族に迷惑をかけるリスクは減らせると考えている。

私の経験

二年ほど前に車を買った。しかしほとんど乗る機会がない。健康のために歩いているからだ。医者になりたての頃はボロボロの軽四に乗っていた。せっかく欲しかった車を手に入れたのに乗れない。とてもつまらない気分になる。また子供のころ、大きくなったら好きな食べ物を死ぬほど食べてみたいと思っていたが、これも制限しなければならない。貧しい時代の日本を知る最後の世代の僕にとって健康のために養生するのはとてもさびしい。

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