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臨床日記

【 漢方・整体施術 治療症例 】
119.打撲の治療

私の漢方の師である山本巌先生は打撲の治療には治打撲一方(ぢだぼくいっぽう)がいいと言っていた。

治打撲一方 桂皮、川芎、川骨(せんこつ)、樸樕(ぼくそく)、甘草、大黄、丁字 ※大黄は省いてもいい。

治打撲一方(ぢだぼくいっぽう)

山本先生は治打撲一方が効くかどうかを試すのは簡単だ。カナヅチで自分の指を叩いて内出血させてみたらすぐに分かる。飲んで15分で出血と痛みがましになると言っていた。

通導散での治療

山本先生から聞いた話だが、山本先生に漢方を教えた中島随象(ずいしょう)先生は車を運転していた時、自損事故を起こして田んぼに突っ込んで、肋骨を骨折して病院に入院した。しかし、こんなところにいると殺されると言って病院を抜け出し、自宅の掘り炬燵の中に座りこんで通導散を飲んで便を垂れ流しながら骨折を治した。

通導散 大黄、芒硝(ぼうしょう)、当帰、蘇木(そぼく)、紅花(こうか)、厚朴(こうぼく)、枳実(きじつ)、陳皮(ちんぴ)、木通(もくつう)、甘草(かんぞう)
10種類

しかし通導散も大黄と芒硝を省いても効き目は変わらない。つまり下痢をさす必要ない。

最近の症例:57歳女性

10日も前に打撲したが、血腫が引かないと受診した。そこで止血丸とCOという丸薬を投与したところ40分ほどで痛みが無くなり、腫れも引いているのが分かる。患者さんに手で触ってもらってもまったく痛みは無くなっていた。

足の骨(腓骨と脛骨)さらに患者さんは左足のふくらはぎが触っても痛いという。しかし、出血斑もなく、皮膚の色もきれいだ。これは脛骨と腓骨のズレだった。多くの場合、腓骨は脛骨に寄りそった骨なので、これが上にずれて痛みを起こす。腓骨のズレをオステオパシーで治すことで痛みは消えた。

(9745)

打撲の薬はすでに完成している

患者さんは私が昔に書いた顔面打撲の記事を読んで受診した。この患者さんには瘀血を取る薬を飲んでもらって15分テストをした。

15分テスト

1時間で腫れが引いているのが分かる。(患者さんはこの写真を見て受診した)

15分テストとは私の師匠である山本巌先生が考えた方法で、薬を飲んでもらって15分から30分で薬が効いたか判断する方法だ。漢方薬が患者さんの症状に合っていれば、そのくらいの時間でも反応が出る。薬理学的にはそれほど速い時間で血中濃度が上がるとは考えられないが、実際にやってみると確かに反応が出る。写真の症例は患者さんが、打撲が治ると信じてきた写真だ。信じるか信じないかは、経験した人にしか分からない。

もし救急外来に患者さんが運ばれてきた場合、薬を飲むことによって痛みがなくなり、すぐに回復するだろう。骨折があっても周りの出血が無くなって、骨が早く癒合する。手術後に薬を飲めが出血も止まり、痛みもなくなる。問題は信じるか信じないかだけの問題だ。

薬の量はエクセルを使って独自にカルテを作り、適切な投与量まで割り出してある。
漢方は効いたり、効かなかったりするのではなく、必ず効く薬だ。
漢方メーカーはこの処方をとても知りたいはずだ。

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