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香杏舎ノート

第124回「体調を手帳につける」

健康な人でも1年の間には風邪を何度か引く。頭痛が起こったり、下痢、胃痛で悩むこともある。ただし、それらの病気はすぐに治ってしまうので気にとめることもない。頻回に病気がおこるわけでもないし、病気は何日かすれば治るから体調を記録したところで意味がないように思える。

私はもう10年以上前から自分や家族の体調を手帳につけてきた。どんな時に風邪を引いたか、調子が悪くなるのか、何げなく記録してきた。その手帳をぼんやりとながめていて面白いことに気づいた。

家内が頭痛を起こすのは冬の時期に多い。寒くて肩の凝るシーズン、そんなときに重い荷物を持ったりすると、肩凝りから頭痛を起こす。体が冷えやすく、首や肩の筋肉が細いためだ。頭痛から吐き気がして寝込んでしまう。頭痛薬を飲んでなんとか症状を押さえるが、頭痛薬は胃を悪くする。何度も頭痛をおこすので、「首の筋肉を鍛えることで頭痛を防いだらどうか」と運動を勧めた。運動して何年かすると重いものを持っても頭痛を起こさなくなった。

娘が風邪を引くのは決まって12月の初めか2月の初め、もしくは年末だ。去年もその前の年もほとんど同じ時期に風邪を引いている。どうしてその時に風邪を引くのか注意深く観察してみた。すると面白いことがわかった。12月と2月の風邪は期末テストの前後で睡眠不足と疲れがたまる。そんなときに決まって風邪を引く。寒い時期の夜更かしは体にこたえるようだ。
「試験の前後に風邪を引くと勉強の効率も悪くなる。できるだけ寝ないとだめだ。いつも風邪を引く時期は決まっているのだから」と手帳をみせて注意したら風邪を引かなくなった。
だが12月末の風邪はどうして起こるのかは分からなかった。試験期間はとっくに終わっている。冬休みに入っているので、疲れもたまっていない。よくよく観察すると、クリスマスに甘い物を食べ過ぎたりすると風邪を引くようだと結論を出した。次の年から甘いものを止め、食べ過ぎに注意するようにしたら年末も風邪を引かなくなった。こんな観察から誰でも食べ過ぎると風邪を引きやすくなるのだということも分かってきた。

風邪はウイルスの感染でおこる。新型のウイルスが流行すれば免疫のない人は風邪を引く。だから体調を記録したところで意味がないと思える。でも体調がよければ風邪を引いても寝込むこともなく、くしゃみ一つで治ってしまう。自分が何時どんなときに体調を崩すかを知っておくことは決して無駄なことではない。

体調を記録するといっても詳しい日記をつける必要はどこにもない。ふだん使っている手帳の片隅に「胃が痛んだ」とか「鼻風邪を引いた」とか簡単なメモをとっておくことで十分だ。あまり細かな記録をつけても意味がないし、メモを取るのが面倒になってしまう。しばらく記録をつけると自分でも驚くほどいろんな因果関係が明らかになってくるはずだ。たとえば「鼻アレルギーの人は甘いものを食べるとその日にくしゃみが多くなる」、「胃が悪くなると肩が凝る」など常識では考えられないような因果関係がわかってくる。そういう因果関係がわかってきたら、それを漢方医に見せて質問してみよう。西洋医学しか知らない先生に質問しても「そんなこと関係ない。気のせいですよと」笑い飛ばされるだけだから、養生にも詳しい漢方の先生に相談するのがいい。

「雨が降る前になると頭痛がします。天気が下り坂になるのが天気予報のようにわかるのです」と患者さんが言う。漢方医なら「あなたは体に水分が溜まりやすい体質なので、湿気が高くなると体から水分が出にくくなるので頭痛を起こすのです。五苓散(ごれいさん)という利尿作用のある漢方薬を飲めば治ります。運動して水分を体にためないようにしましょう」と説明してくれるはずだ。漢方医にも説明できないような因果関係もあるだろうが、漢方医と一緒に考えていけば、どうしてそうなるのかわかることが多い。

体質と養生を知るきっかけに

体調の分析を繰り返していくと、自分がどういう体質かがわかる。脳卒中になりやすい体質だとか膝が悪くなりやすい体質だということが分かることもある。中年を過ぎると誰でも故障を起こしやすい年齢になってくる。腰痛、五十肩など関節の病気をよく起こすようになる。こういう時期に体調を整える方法を知っていると、どれだけ有り難いかわかるようにもなる。

私の感想

大きな病気も小さな体調不良の積み重ねで起こるように思う。命にかかわらないような小さな体調不良でも本人にはとても苦痛なものだ。小さな体調不良を治したからといって、必ずしも大きな病気を防げるかどうかは分からないが、体調よく暮らす重要性をもっと認識してほしいと私は思う。

孫子の兵法いわく「己を知り、敵を知らば百戦危うからず」という。体質や体調という己を知る方法は体調を記録し、分析することから始まる。他人の健康法を聞いたところで、自分の体質や体調を知らなければ何の役にも立たないのだ。

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