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漢方治療

変形性膝関節症

男性よりも女性に多い疾患です。膝が炎症を起こし水が溜まり、歩くのが困難になる病気ですが、当院の丸剤と整体がよく効きます。当院でも治療効果の高い疾患のひとつです。

疾患・症状

変形性膝関節症と正常な膝の比較図加齢によって膝の軟骨がすり減り、腫れや痛み、関節の運動制限が起こってくる病気です。
レントゲンで見るとほとんどの場合、膝の内側の大腿骨と脛骨がぶつかるようにこすれているのが分かります。
骨同志がこすれ合って関節に水が溜まると膝を曲げることが出来なくなります。男性と比べると女性の発病率が2倍ほど多い病気で、多くの患者さまがこの病気で悩んでいます。
(右図)変形性膝関節症と正常な膝の比較。矢印の所で骨がすれて炎症を起こし、膝の関節内に水が溜まります。

西洋医学での主な治療

手 術整形外科では膝の関節を人工関節におきかえる手術が行われます。
保存的治療関節内にステロイドという炎症を抑える薬、ヒアルロン酸という滑りをよくする薬を注入する治療法です。作用時間が短く、何度も繰り返して治療する方法ではありません。
また関節内にバイ菌が入って感染を起こす危険性もあります。
その他にはシップや痛み止めの内服薬が使われます。
水抜き炎症により関節内に溜まった水を抜きます。水を抜くと膝の曲げ伸ばしが出来るようになります。

香杏舎銀座クリニックでの治療法

炎症を抑えるために越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)中の麻黄、石膏に生地黄や骨を強くする続断(ぞくだん)、骨砕補(こつさいほ)や肉蓯蓉(にくじゅよう)などを入れた丸剤を作っていますので、それで治療します。大変よく効きます。

ちなみに保険漢方薬の越婢加朮湯は関節内の水を取る作用はありますが、骨を丈夫にする作用はなく、またエキスが薄いため効きが悪いです。防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)は、防已が抗炎症作用のある漢防已ではなく広防已が使われているので効きません。

当院の整体も大変よく効きます。香杏舎では治療効果の高い疾患です。

平均治療期間

整体と丸剤を併用した場合 3か月
丸剤だけの場合 6か月

西洋医学の治療が効かないのでかなり骨が変形した患者さんもおられます。
こういった場合、変形はあまり良くならなくても痛みがましになる場合が多いと思います。

変形性膝関節症の病理

変形性膝関節症この病気は太った女性に多い病気です。重い体重で長く生活してくると関節がすり減ってしまうというのが西洋医学での考えかたです。
確かに恐竜の化石には変形性関節症の変化がみられ、エジプトのミイラなどの発掘でも変形性膝関節症があれば重い荷物を運ばされていた奴隷だと分かると言います。
でも本当でしょうか?

太った人でも膝の痛くない人もいれば、細い人でも膝が随分悪い人もいます。私は変形の根本には体の歪みがあり、膝を捻じって曲げ伸ばしすることで骨がすり減ってしまうのではないかと想像しています。ドアについている蝶番もドアにぶら下がることで壊れてしまいます。整体で体の歪みを治すと膝に直接触れなくても膝の曲げ伸ばしが楽になることからも体の歪みが原因の一つと考えています。

レントゲンで膝の骨の変形が多少ある人の中で、痛みがある人は半分もいないのです。分からないことが多い病気です。変形があり、痛みがある人でも私の治療で楽になる人も多いのです。ですから変形があるからとあきらめないで治療を受けてみることをお勧めします。

実際の症例

S.F.様(78歳)女性
若い時に能をしていて膝を傷めたことがありましたが、その後は何もなく暮らしていました。最近、急に膝が痛くなり来院。痩せている患者さんで膝が悪くなるような体格はしていません。しゃがむことさえ困難でしたが3か月の治療で完治。82歳の今も元気に過ごしています。
M.S.様(77歳)女性
茶道の師範をしているので、立ったり座ったりすることが多い生活をしています。近所の整形外科で膝の水を抜くなどしたがよくならず、他の整形外科も幾つか受診したが改善しませんでした。仕事上、正座が出来ないと困ると言います。膝は、友人とお芝居を見に行った時、座ってみることが出来ず3時間ばかり立っていた時から急に痛むようになったそうです。
5か月の治療で正座が無理なく出来るまでに回復しました。

変形性膝関節症は骨がすり減ることで起こる病気と言われていますが、上記の症例のように急に痛みが出て歩けなくなることが多いようです。

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