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香杏舎ノート

第99回「鍼灸、整体と内科疾患」

外と内からの治療

整形外科に行くと、痛み止めの薬をくれたり、電気を当ててくれたりする。薬は体の中から病気を治し、電気は外から病気を治す。つまり内と外の両面の治療を受けていることになる。
手術ができなかった百何十年前までは、煎じ薬と鍼灸くらいしか治療法はなかった。
つまり煎じ薬を飲んで体の中から病気を治すか、もしくは体に鍼を刺したり灸をすえたりする外からの治療だけだった。
煎じ薬は高価だったから、多くの病気を鍼灸や整体だけで治していたはずだ。薬を気楽に使えない状態では肩凝り、腰痛といった整形外科の病気にだけ鍼灸や整体が使われていたのではなく、内科疾患や婦人科疾患の治療にも使われていたことは容易に想像できる。こういった鍼灸や整体、柔道整復などのいわゆる伝統的理学療法は様々な病気を対象として鍛えられ、伝承されてきた。

整形外科以外の病気にも効く

一般の人には、鍼灸、整体といえば整形外科の病気、たとえば腰痛の治療に使うもので、内科の病気には使わないとの思い込みがある。だが伝統的理学療法は整形外科以外の病気にも良い。鼻詰まりには小鼻のツボを刺激すればよいし、胃炎は背中の治療でよくなる。その他、頭痛、うつ病、めまいなどにもよい。だから対象とする病気は西洋医学の理学療法に比べずっと多く、内科、耳鼻科、産婦人科など多岐にわたっている。

20年ほど前、私は漢方の勉強をしながらこういった療法やカイロ、ストレッチ、オステオパシー、リンパマッサージなどを研究して整体を中心とする今の治療にたどりついた。やっている治療は一見すると、とても単純に見えるので、実際に治療を受けている患者さんもそんな研究の上に成り立ったものだとは思っていない。だが、治療研究は今も続けていて、プロ野球のコーチを招いて勉強会を開いたり、体育学部の助教授からアドバイスをもらったりしている。

一番効く方法

伝統的理学療法を効率よくに効かすのであれば、体の中からの治療を併用すべきだ。幸いにも漢方薬は昔ほど高くないし、漢方薬の中には整形外科の病気を治す薬があり、関節の病気にもよく効く。治打撲一方(じだぼくいっぽう)という打撲を治す薬や去杖湯(杖が要らなくなるという意味)という薬もあるほどだから漢方薬と伝統的理学療法は一緒におこなうのが本来の姿といえよう。残念なことに現在は漢方薬と伝統的理学療法は別々に治療がおこなわれている。国家資格の関係か伝統的理学療法はもっぱら鍼灸師、マッサージ師が担当し、漢方薬は薬剤師や医師が担当するというふうに分かれてしまった。だから両方の分野に十分な知識を持っている人は極めて少ない。とくに整形外科以外の疾患を対象とした伝統的理学療法は西洋医学の普及とともに技術が失われてしまった。

すたれた技術を復活させる努力

私が研究を始めた20年以上前でさえ、肩凝りや腰痛以外の病気を治す伝統的理学療法は継承されておらず、断片的な知識、たとえば逆子を治す至陰(足の小指)のツボ、胃の動きをよくする三里(膝の下)のツボなどが残っているに過ぎなかった。これらを集め、検証していく過程で、刺絡(皮膚を切開し、血を出す治療法)で喘息が治ったり、骨盤調整で夜尿症が治ったり、首の治療でめまいが治ったりすることなどが分かってきた。もちろんすべての症例に効果があるわけではないが、多くの疾患に有効との感触を得ている。

まとめ

一般の人には伝統的理学療法は整形外科以外の病気には効かないという思い込みがあり、逆に漢方薬は整形外科疾患には効かないという思い込みがある。しかしながら伝統的理学療法と漢方薬を併用することで、整形外科疾患のみならず内科疾患、耳鼻科疾患、婦人科疾患にもよい効果をもたらす場合が多い。
こういった治療を効率的に行うには医院だけでは限界があり、私の所では伝統的理学療法を行う治療院を医院に併設して治療にあたっている。

私の感想

失われてしまった昔の染色、陶芸の技術を復活させる努力が職人の世界でおこなわれているように、医者も失われてしまった伝統的理学療法を復活し、現代の医療の中で洗練し、継承していかねばならないと思う。

[補足]なぜ西洋医学の理学療法は効かないのか

西洋医学の理学療法は外傷、つまりケガによる機能障害を治すものとして発達してきた。だからケガの治療にはよくても老化による腰痛や膝の痛みの治療には効きにくい。治療を受ける人は今や大半の人が老化による病気の人だ。そういう理由から西洋医学的理学療法はあまり効かないという評判になってしまう。老化による疾患を扱う医療技術を開発していく努力が望まれる。

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