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香杏舎ノート

第55回「汗と体調」

蒸し暑い梅雨の日、先輩の医者に誘われてゴルフに出かけた。私は半透明の安物のカッパを着ていた。歩きだしてしばらくすると汗で下着が濡れてきた。カッパが風を通さないから蒸れて暑い。ときどき走らねばならない下手ゴルフだからよけいに汗をかく。 あまり暑いので、いっそカッパを脱いでしまおうと思った。だが雨も激しく降っている。そこで休憩時間に濡れた下着を着替えようと思った。ところがそのコースは昼にクラブハウスには帰らず、茶店で休憩するだけ。雨と汗でびしょ濡になった私は、その格好のまま再びコースに出るはめになった。

蒸れない雨具

それを見ていた先輩のドクターが「お前、安物のカッパを着ているな。オレのはゴアテックス、雨は通さないが、汗は外に出すスグレ物、雨の日に着ても蒸れない。値段も高いんだ」と言う。あまりに自慢げなので、私はとても惨めな気持ちになってしまった。

家に帰ってからゴアテックスについて調べた。合成素材の生地にミクロの穴が開いて いる。汗の蒸気はここから外に排泄されるが、雨の水滴は粒子が大きいので中に入らない。つまり蒸れない雨具らしい。さっそく買いにいった。だがその当時、もう10数年前になるがゴアテックスはデパートにもゴルフ専門店にも売ってなかった。

元町の輸入物のゴルフ道具を売ってる店をのぞいた。ご主人が出てきてスコットランド製でいいのがあると言う。「全英オープンのゴルフ放送をみてもわかるようにスコットランドは天気が急変しやすい。雨が降ったと思えば風が吹いて温度が下がる。そんなとき、向こうの連中はこれをゴルフバックから取り出して着るんだ。袖口にゴム網 のニットがついているので、防寒具としても使える」と言う。この勧めに乗せられて上着だけ買った。六万五千円だった。上下だと十二万円、ズボンまではとても買えな かった。

着てみると確かにいい。薄手で動きやすく、防水機能がまったく落ちない。とくにゴム網の袖口がいい。最近はゴアテックスも安くなって、どこでも売っているが、これほど便利なものには、いまだお目にかからない。

汗と体調

汗で濡れたままだと体が冷えて体力を消耗する。第二次大戦中、多くの日本兵が濡れた下着を着変えることが出来ずに結核になった。だから汗はいつも大問題だった。現在のアメリカ軍の雨具の支給品はゴアテックス、金持ちの国の軍隊はさすがに違う。行軍しても汗をかきにくい。風を通さないから濡れた下着は体温で乾いてくる。

日常生活での汗

汗で体調をくずすことは意外に多い。たとえば真夏に電車に急いで飛び乗った。シャツが汗で濡れているのに冷房で冷やされて気分が悪くなった、そんな経験は誰にでもある。また冬にもそんな経験をする。暖房のよく効いたデパート、雑踏にもまれて汗をかいた。外に出ると木枯しが吹いている。汗で濡れた後頭部が急に冷やされて頭痛がおこる。室内は26度で外は4度といった温度差がある。こんな環境では運動のときのようにやはり汗が問題になる。

汗による冷えを予防している私の方法を教えよう。夏はゴアテックスのブルゾンを持ち歩く。汗をかいて電車に乗る時はそれを着て汗が引くのを待つ。ゴアテックスでなくとも何か着る物を持っていて、冷房の風が当たっても冷えない工夫をすればよい。 冬は暖房で汗をかかないように前開きの服を着る。暑いときは前を開けて温度調節をする。丸首やVネックのセーターよりカーディガンのほうがボタンをはずして温度調節ができる。行儀が悪くても、そうして熱を逃がす。寒くなったら、またボタンを閉じて温度を保つ。袖口や首回りなどから熱を逃がせるように衣服を工夫するといい。

温度差

汗のことばかり話してきたが、汗をかかなくても極端な温度差は体力を消耗させる。 真夏にエアコンの効いた部屋と外の間を何度も出入りすると、しまいには体温のコントロールがうまくいかなくって、冷えきってしまう。極端な温度差はそれだけで大変なストレスなのだ。

温度差が無くなれば汗も問題にならず、体にもストレスがかからない。だから小さなことにも気をくばるといい。たとえば真夏に長時間車を運転する人は長袖のシャツを着る。エアコンの吹きだし口が手元にあるから長時間エアコンの風が当たると冷えて肩凝りがする。家の中の温度差にも注意を払う。便所や風呂場で脳溢血で人が倒れるのもこの温度差のせいだ。温度差による体力消耗や病気をどう防ぐか。エアコンの発達した現代ならではの問題だと思う。

最後に誤解されないように汗についてコメントしたい。汗をかくこと自体はいいことだと思う。汗でしか排泄されない老廃物もある。この辺のところは後日詳しく書きたい。

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