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香杏舎ノート

第34回「急に便意をもよおす人たち」

子供を連れて外出したとき、急にウンチといって、しゃがみこんでしまった。近くに公衆便所がないので、あわてて喫茶店にとびこんで便所を借りた。こんな経験をした人は多いだろう。子供は定期的な排便の癖がついていないので、急に便意をもよおすことがある。大人だって急に便意をもよおしてデパートの便所に駆け込んだという経験があるはずだ。だがこういったまれに便意をもよおすケースとは別に、始終便意を感じる体質の人がいる。

急に便意をもよおす体質

この体質の人は、腸が普通の人より活発に動く。だから便意が急に襲ってくる。お腹がグルグルと大きな音で鳴る。人前でお腹が鳴って恥ずかしい思いをする。緊張すると、よけいに腸の動きが激しくなる。そこで次のようなさまざまな問題がおこる。

幼稚園から小学校年代

朝起きたときは機嫌よくしているのだが、学校へいく時間になると、急にお腹が痛いと言い出す。学校を休ませると痛かったのが嘘のように治って遊びだす。親は仮病をつかっているのではないかと疑うのだが、実際は学校にいかねばならないという緊張によって腸の運動が高まって引きおこされた腹痛だ。

排便の習慣がついてからの年代[5~6歳から壮年期]

試験の前や緊張する仕事の前にきまってトイレにいきたくなる。下痢をすることが多い。食べすぎると便意をもよおす頻度が高くなる。食事によって腸が刺激されるためだ。だから旅行に出かけるときや乗り物に長く乗るときは、極力食事を軽くする習慣をもっている。さらにおもしろいことに、この体質の人は便所のある場所にやたら詳しい。あのデパートの3階の便所は空いているとか駅前ビルの6階に便所があるなど、自分の行動範囲のトイレ場所を熟知している。

老年期

年を取ると腸の動きが悪くなるので、若いときほど急な便意を感じることがない。だが老化で肛門の締まりが悪くなるから突然の便意を我慢できるかどうか不安になる。酒をよく飲む人は便が柔らかくなるので、よけい不安になる。そこで外出を控えたり、外食を嫌がるようになる。体は元気で海外旅行にも行きたいのだが、飛行機の中でのトイレの問題を考えると気が重くなり止めてしまう。

便意をもよおしやすい人の特徴についてまとめてみよう。普通の人より腸の動きが活発だ。精神的緊張や食べすぎ、冷たい物を食べることで腸が刺激される。刺激されると急に排便をしたくなりトイレに駆け込む。食事ごとに排便する癖のある人もこの体質だと思って間違いない。この体質は漢方で改善することができる。腸の動きをゆっくりにする漢方薬を根気よく飲むことで治ってくる。

私の経験

この夏、ハウステンボスに旅行した。午後9時から打ち上げ花火があるので広場の椅子に座って待っていた。ドドーン、ドドーンと花火が打ち上がりだした時、突然、一緒に旅行にきていたAさんが「ちょっとトイレにいってくる」といって小走りにトイレに向かった。花火が終わったころAさんが帰ってきた。花火を楽しみにしていただけにとても残念そうだった。花火があがるという精神的緊張が腸を刺激したに違いない。

順調に排便することは子供だけの問題ではない。太りたいが下痢ばかりして太れないと悩んでいる人もいる。理想的な便は練り歯磨き状の固さで太く、一度で十分な量がでる。排便後は腸が空になったような爽快感がある。快便は健康のバロメーターといわれる所以である。

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