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香杏舎ノート

第3回「東洋医学で心臓病を治す」

医者にとって患者さんほど貴重な先生はいない。患者さんの言葉に深く耳を傾け、症状を注意深く観察することで、病気を治す新しい糸口を見いだすことがある。医者の常識にしばられていると、せっかくの貴重な情報も耳に入らず、悪くすれば患者さんの信用も失うことになりかねない。例えば患者さんが「肩がこると不整脈がひどくなる」と訴えても「えっ、そんなことないでしょう」と答えれば、患者さんは「この先生は自分のことを分かってくれない」と思ってしまう。医学的にみればそういう現象はおかしいかもしれない。でもその人の言葉を信じて、どうすれば病気が治るかを考えてみるとよい。もし「肩が凝ると不整脈がひどくなる」と患者さんに言われたら肩凝りを治してみよう。そしたらほんとうに不整脈が楽になるだろうかと医者は考えなければならない。

瀉血と不整脈

不整脈の中年男性を治療していた。不整脈の薬が効かず、胸の苦しさを訴えていた。あるとき患者さんが面白いことを言った。「不整脈が出て胸が苦しいとき、風呂に入って熱い湯を左肩にかけると、スーと楽になるのです。」
「肩が凝るのですか」と聞いてみると、「ひどく凝ります。特に左肩がひどいです」という。そこで肩凝りの治療をしてみることにした。凝りはずいぶんとひどかったので、鍼では効かないと考え、瀉血(しゃけつ)をした。瀉血とは皮膚を小さく切り、吸い玉で血を吸いだす治療法だ。やってみると血が吸い玉の中にいっぱいたまった。そして肩凝りは楽になり不整脈もおこらなくなった。

どうも左肩の凝りと不整脈は関係があるらしい。そこで通院中のもう一人の患者さんに試してみた。その患者さんは中年の女性で頑固な不整脈で困っていた。聞いてみると、やはり肩凝りがあるという。そこで患者さんの承諾を得て瀉血をした。やはり不整脈はよくなった。その後の数多くの経験から不整脈は左肩甲骨と背骨の間の凝りが原因の一つと信じるようになった。

狭心症

では狭心症も肩凝りが原因なのだろうか。それを試す機会はこなかった。なぜなら狭心症にはよく効く漢方薬があったからだ。冠心II号方という漢方薬だ。症状に合わせて薬を加減しなければならないという厄介なところもあるが、使い方に慣れると西洋薬よりずいぶんよく効く。今でも忘れられないほどよく効いた症例がある。心筋梗塞をおこしたこともある狭心症の患者。ベットから立ち上がってトイレに行こうとしても胸の痛みがおこる。心臓の検査をするにも心臓に負担がかかるのが怖くてできない、そんな重症の患者さんだった。その人に冠心II号方を投与したらすっかりよくなって退院できるまでになった。そのころ狭心症は漢方で、不整脈は漢方と瀉血といった具合にわけて治療していた。

ある日、六十歳代後半のお婆さんが外来にこられた。狭心症があるので漢方を処方してほしいという。冠心II号方を処方すると胸の痛みはほとんどなくなった。この人は腰の痛みや肩凝りがあり、背中が異常に固いので知り合いの整体師を紹介して治療してもらった。すると心臓の薬も不要になった。

結局、これらの経験から不整脈、狭心症は左肩凝りと深く関係していることがわかった。また心臓神経症も同じ場所の凝りでおこる。心臓神経症とは、心臓に異常はないのだが、精神的ストレスから心臓の痛みやドキドキ感を訴える病気で、西洋医学では神経科の病気とされているが、こういう人も左肩の凝りがきつい人が多い。

内臓の病気と体の凝り

心臓の病気が背中の凝りと結びついているのだから他の病気も結びついているのかもしれない。あるとき十字式という本を読んだ。その本の中に背骨のゆがみの部位と病気との関連が詳しく書いてあった。じつはそんな背骨の部位と内臓の病気の関連を書いた本は沢山あるのだが、本当に関連があって、しかも治るかどうか信用ならないと私は考えてきた。著者の阿久津さんは医者ではないが、宗教的な癒しとして一日500人の患者を治療しているという。そこで手紙を書き見学をお願いしたところ幸いにも許された。見学場所は大学医学部のパーティの席だった。パーティ会場で阿久津さんが背骨の歪みを治してみせるという。医局員を治療してみせると、教授も診てくれといって裸になった。「糖尿病がありますね」と阿久津さんが言った。「どうしてわかるのですか」と教授はびっくりした顔で返事をした。「その場所の背骨がゆがんでますね」という。

ここで背骨のゆがみという言葉について説明しておきたい。これは骨が変形しているという意味ではない。積み木のようにつらなった背骨の幾つかがまわりの筋肉の凝りによって引っ張られて背骨があるべき一直線上からずれてしまうことをいう。つまり筋肉の凝りが背骨を引っ張って歪めている状態だ。

さて話をもどそう。なるほど糖尿病でも特定の場所が歪むのだと思った。阿久津氏の本によると、内臓の病気が背中の筋肉を引きつらせて背骨を湾曲させることもあれば、背中の歪みが内臓を悪くさせることもあるという。どちらが結果でどちらが原因かはさだかでない。いずれにせよ背骨は歪んではいけないし、凝りがあってもいけないという。

糖尿病の患者さんは特定の場所にゆがみを持つことが多いのは確かなようだ。だがそれを治療しても私のやりかたでは思ったほどには糖尿はよくならない

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