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香杏舎ノート

第20回「職業と体質」

プロスポーツと体質

「私の腕をさわってごらんなさい」といってゴルフを教えていたプロは真っ黒に日焼けした腕をつきだした。私がゴルフをはじめて習ったのは幸いにもツアープロだった。ときどきテレビのトーナメントにも出るプロで、シード権は持っていなかったが優勝経験もあり、私にはもったいない先生だった。プロは40歳すぎ、身長は170センチほどで上背がなく、ドライバーの飛距離が短かった。レッスンはきびしく半年間は足を閉じボールを打たされた。

ある日、プロと筋肉の話をしていたとき、自分の筋肉はプロスポーツ向きでないといって腕の筋肉を触らせてくれた。触ってみるとスジばった固い筋肉だった。「筋肉は力を抜いているときは綿のように柔らかく、力をいれると鋼のように固くならないとだめだ。」という。その時、私はふとプロレスラーのデストロイヤーと握手をしたことを思いだした。彼の手のひらには柔らかさはなく、とてつもない固さと分厚さが手の感触として残っていた。このプロが超一流になるのを妨げているのは上背のなさと筋肉の固さなのだろうと思った。

プロが健康診断を受けるため私の勤めている病院にやってきた。心電図をとろうとズボンの裾をめくり上げると、砂袋のような重りが足に巻きつけてある。朝起きてから寝るまでずーとこの砂袋をつけているという。生まれつき固い筋肉を鍛えるためこんな工夫をしていたのだ

そんなことがあってから体質と職業の適性を考えるようになった。そのプロは多大な努力を払って今の地位を築いたが、ツアープロにもなれず体を壊してしまう人も多い。毎日の診察を通してそんな体質がわかるようになった。筋肉が骨に張りついたような人で、バネがあるのだが柔軟性にかける体質。この人は腰や肩をよく壊す。だから体を酷使するプロ選手になると、アキレス腱を切ったり関節の脱臼をおこしたりと故障続きになる。無理をしなくてすむアマチュアの世界でスポーツを楽しんだほうがよい。子供のころに鉄棒でなんの苦労もなく[坂上がり]ができた人にこの筋肉の持ち主が多い。

朝寝坊体質

プロスポーツの世界から我々の日常に目を向けても体質と職業がしっくりいかなくて苦労している人もいる。朝起きれない体質の人だ。朝寝坊体質などというと、朝早くおきるのは、誰にとってもつらいから、ただの怠け者だと思う人も多いに違いない。人は一日平均一時間ずつ寝るのが遅くなる習性があるから朝は誰でも眠い。だがこのずれこむ時間が大きい、たとえば二時間以上も遅くなる体質の人がいる。時間のずれが大きい人ほど朝おきるのが苦手になる。無理におこしても頭は昼ぐらいまで寝ている。胃も目覚めないので、朝ごはんがたべられない。学校や会社も休みがちになる。

最近になってこういった朝寝坊体質は一種の睡眠障害、つまり病気と考えられるようになった。病気だから家のものは必死になって寝坊の習慣を直そうと試みるが、徒労に終わる。もし朝寝坊体質の人がサラリーマンになると、勤めるだけでも大変な苦労になる。会社近くの喫茶店でモーニング珈琲を飲んで頭を覚醒させる努力をしなければならないし会社でもすぐに怠け者のレッテルを貼られて出世は望みうべくもない。だからこの体質の人は、自分の体質に合わせてできるだけ朝の遅い仕事を見つけるのがよい。

体力

仕事で体を悪くしている人も結構多い。体に負担がかかっているのに仕事をやめれず苦しんでいる人が多い。そんな例を二~三あげてみよう。

50代の女性。喫茶店に勤めている。フライパンを使って軽食を作ることが多く、右手の腱鞘炎がある。仕事を休むとよくなるが仕事をやめることができない。

30代半ばの男性。仕事でコンピューターを使うことが多く、朝から晩遅くまでキーボードを打っている。右手のしびれがあり、やはり連休が続くと楽になる。治療でようやく仕事を続けることができている。

仕事を長期に休めば治療で完全に治しきれるのに体力以上の仕事をしているために治りきらない。理想をいえば完全に治してから体を鍛えなおせば苦痛なく仕事を続けられると思うのだが、それだけの時間を取ることができない。同じ仕事をしても平気な人も多いのも事実だから弱い人だけのために配慮してくれる経営者は少ない。自分の体力を十分考慮して就職しなければ体の不具合をもったまま仕事をすることになる。

体質からくる問題

生まれつき精力が強く女性に興味が強い人や異性とのつきあいにルーズな人は固い組織には向かない。自営業では問題にされないことでも教師であっただけで問題視されることもある。

たいていの人は不思議と自分の体質にあった職業を選んでいる。だがときとして体質と合わない職業を選んで苦労している人、体質のために功績半ばで失脚する人をみかける。仕事と向き合う時間は人生の大半を占めるので、職業を選択する場合には自分の体質も考慮した判断が必要だと思う。

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