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香杏舎ノート

第179回「中医学というインチキ治療を中国は推進しようとしている」

China is ramping up promotion of its ancient medical practices. That is dangerous.
(The Economist September 2 nd-8 th 2017)

“China is ramping up promotion of its ancient medical practices. That is dangerous.”
(The Economist September 2 nd-8 th 2017)

最新号のイギリスの雑誌、ジ・エコノミストを読んでとても驚いた。中医学(漢方のこと)は根拠のない、いい加減な治療で、精々プラセボ(偽薬)の効果があるぐらいで、悪くすればとても有害なものだと書いてあった。

中国政府は地方政府の病院に中医学外来を設けることを義務づけたため、ここ10年ほどで漢方の病院は2300から4000まで増え、中医師の資格試験も簡易化されたことから、ここ6年で 50% も増えて45万人以上になっている。
中国は国内では医療費削減のために中医学を利用し、国際的には中国の輸出産業として中医学を利用しようと考えている。

こういった政策のせいで、漢方薬の材料である、サイの角や冬虫夏草が乱獲されて自然破壊が起こっているという内容だ。

何故ここまで中医学が嫌われたか?

中国は世界に中国の文化を広げるために孔子学院を世界各国に作っている。これはいわばアメリカのフルブライトのような自国を知ってもらうための活動だ。

孔子学院では中国の文化を紹介し、その活動の一環として孔子学院の中で中医学の教育も世界各地で行われているが、孔子学院の評判は決してよくない。
中国文化を押し付ける孔子学院に対する嫌悪感が欧米では強い。一部の国では学院そのものが閉鎖に追い込まれている。
中国政府は他人の利益より自分の利益を求めすぎるからだ。

イギリスでも孔子学院による中医学講座が行われているが、こういった状況の下で中医学の教育を行ってもよい成果がでるはずもなく、イギリス人に陰陽虚実を教えても、そんなまじないみたいなものはいいから、科学的に効く処方を示して欲しいというに違いない。

日本人が思うほど中医師は優秀なのか?

少なくとも日本では、保険の漢方薬でさえ一定の効果があることに患者も医者も同意するだろう。エコノミストが書いているようなプラセボではないことは確かだ。何故ここまで評判が悪いかと言えば、中医師の能力がないからだとしか考えられない。

中国は広い国なので、とても優秀な先生がいることをよく承知しているし、多くの生薬は中国で採れるからやはり漢方の本場であることは間違いない。しかし中医師は西洋医学を学んではいない。病気を深く知った上でしか漢方を有効に利用出来ない。だから中医師は口をそろえて日本の医者が西洋医学を学んでいるところが羨ましいという。
もし日本人が漢方を深く学べば随分と優秀な漢方医になることができる。私の師である山本巌先生は中国でも十分に通用する漢方の名医だった。

つまり、中医学を輸出産業にしようとして失敗しているのは、中医師の能力が低いからだ。

中国で中医師になるのには、地方で実践的な試験を受け、2人の中医師の資格を持つ者の推薦を受ければいいように法律が変わった。そうならもうこれは[裸足の医者]のレベルだ。

裸足の医者
中華人民共和国における医療従事者の一種。正規の医学校でなく、地方の医学訓練所で短期間医療技術を学び、農業に従事しながら患者の治療にあたった。

ブリタニカ国際大百科事典より引用

これは中国の建国時の医師不足を補うための制度であった。

根拠に基づく医療 EBM(evidence-based medicine)

エコノミストの中で中医学にはEBMがないと指摘されている。確かに中医学(漢方)を使う場合、論文にされた、効くというデータはほとんどない。
データがないのは当たり前で、よく効く漢方薬があっても特許が取れないので、中医師がデータを発表することはない。

西洋医学ではデータを発表することで、医者としての価値が上がり、臨床教授になることができるが、そういうシステムがない状態で自分のよく効く処方を発表することは自分の食い扶持を人にあげることでしかない。
EBMが欲しいのは中国政府だったり、日本では漢方メーカーかもしれないが、中医師個人がそんな馬鹿なことをするはずがない。

データがないからといって効かないというわけではないのだ。そういう伝承医学の常識を知らなければこういう記事になってしまう。
少なくとも熟練した日本の漢方医や中国の中医師が生薬を使えば、とんでもなく効くということだ。ただ、世界の知識人が愛読するジ.エコノミストがこういう記事を書けば、中医学の信用を回復するのはとても難しいだろう。

At least, Japanese Traditional Medicine (JTM) is not such quackery.
Even though there is no EBM, we cannot say Chinese Traditional Medicine (CTM) has no effect. Doctors of traditional medicine do not want open their medical formula, because they cannot get patent on it.

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