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香杏舎ノート

第135回「爪水虫と巻き爪」

足の爪に起こるトラブルで多いのが爪水虫と巻き爪だろう。両方とも比較的頻度が高く治すのに手間がかかる。この2つの疾患について原因と治し方について説明しよう。
ただし治し方は自己流であり、真似してトラブルが起こっても責任がもてないことをお断りしておく。

巻き爪

足の拇に起こることが多い。爪の端っこが丸まって肉に食い込んでくる。痛いので丸まった部分を爪切りで切るとさらに丸まって痛みが増加する。原因は靴が合わない場合や深く爪を切りすぎた場合に起こるとされている。

巻き爪爪は指先に力がかからないと丸まってくる性質をもっている。手の指を見てみよう。少し湾曲しているのがわかる。
でも多くの人の手を見ていくと、爪が平たい人もいる。そういう人は指先に力のかかる仕事をしている人だ。爪が丸くなるのを重い物を持つことで押し返しているから平たくなる。手の指に巻き爪があまりないのは足よりも手の方が常に指先に力がかかるからだ。
足の指は地面を踏みつけることで爪が丸まるのを防いでいる。合わない靴を履くと親指に体重がかからないから巻き爪になる。
また爪を切りすぎて深爪するとやはり体重がかからなくなり、巻き爪になる。爪を切る場合は図のように指先から後退しない程度に爪を切るのがいい。

巻き爪の治療

爪のアールが一番強い部分(水色の線で囲まれた部分)の爪を薄くすることで爪が食い込むのを防ぐことが出来る。

もし巻き爪になってしまったらどうしたらいいのだろう?
普通は皮膚科にいって爪が丸くならないように針金や金属板で爪を反らす治療を受ける。
私は爪の一部をやすりで削る。すると回り込む力が弱まってしばらくすると治る。ただしこの治療は我流なので真似をしないでいただきたい。
この治療の難しい所は削りすぎると痛くなるので、削りすぎないことだ。私は木工加工用のかなり荒いヤスリを使うが、爪ヤスリで時間をかけて少しずつ削るのが安全だ。

爪水虫

爪白癬に一度かかると治すのが大変だ。皮膚の水虫と違って爪に水虫の薬を塗っても入っていかない。だから水虫を治す薬を長期に渡って飲まなければならなくなる。爪が生え変わるのに半年から1年かかる。だからその間毎日薬を飲み続ける。抗白癬菌剤は肝臓を障害することもあるから、時々は血液検査もしなければならない。とても厄介な病気だ。しかもいったん治ったからといって、またなればまた半年から1年薬を飲まなければならなくなる。10人に1人は爪水虫だというからけっこう頻度が高い。

爪水虫以前、爪水虫になった時、白く変質した部分をヤスリで削ると小さな穴が開いた。(右の図を参照)
そこに水虫用のクリームをすり込んでみた。痛みもない。何日かすると少しずつ穴が大きくなってくる。変性した爪が勝手に割れてくるのだ。そうして穴が大きくなったらまたクリームを塗り込む。少ししみる感じがしたがすぐに治った。そんなことを5~6回するだけで治ってしまった。
今までに2~3回そんな方法で治したが、とても簡単な治療法だと思った。だが真似をしないで欲しい。皮膚科の医者には治療の一つとして研究してもらいたいとも思う。

爪水虫を防ぐにはやはり足の水虫を治すことだ。水虫には水疱の出来るタイプと皮がめくれるタイプがあるが両方ともに水虫用のクリームがよく効く。
治すコツは足全体にクリームを塗ることだ。症状のない場所でも真菌が角質の中に入っている場合があり、これを治すためには足全体にクリームを塗り、2~3週間続けることだ。2~3週間すると角質が新しい角質に変わる。角質内に隠れていた真菌が表面に出てくるまで治療をする。それまで気を緩めてはならない。

最近は靴下を履かない人や夏でもブーツを履く女性を見かける。日本の夏は高温多湿なので、靴下を取り替えたり、風通しのよい靴を履かなければ水虫になってしまう。
巻き爪に爪水虫が伴うこともあるから足の手入れには十分に注意したいものだ。

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