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保険漢方の終焉

第7話 保険漢方薬との悪戦苦闘の日々

保険漢方の名手

保険漢方を使わせたら私ほどの名手はいないかもしれない。
私は分包されたエキス漢方薬は買わない。分包されていない500gのボトルを買っていた。それをクリニックで分包する。分包する際に様々な生薬末を加えていた。桂枝(シナモン)はエキスにする過程で匂いや有効成分が飛んでしまう。そこで5%ほど桂皮末を加えてやると効きがよくなる。安中散中の牡蠣(カキの貝殻)は水に溶けない。麻杏甘石湯中の石膏も水に溶けない。だから焼き牡蠣末や焼き石膏末をエキスに加えてやるとよく効くようになる。さらに昔は安い漢方薬は多く使えたので、一包の量を3.5gとか4gに増やしていた。

漢方処方を構成している生薬をよく知ることでさらなる工夫もできる。
桂枝加芍薬湯の芍薬を増やしたい時には芍薬甘草湯を合包する。越婢加朮湯の麻黄と石膏の組み合わせは利水と抗炎症作用が強い。麻黄と石膏を増やしたい時は麻杏甘石湯を合包するなど構成生薬を考えた処方をしていく。

こういった方法でエキス漢方の効果を最大限引き出せるが、とても費用がかかる。
加える生薬末は無料で出さなければならない。そうでないと混合診療になる。
費用はそれだけでない。分包紙代に月何万もかかる。最大の費用は一連の作業に人を1~2人余分に雇わなければならないことだ。これまでしても難病にはエキスは効かない。

40年でずいぶん進歩した西洋医学

保険漢方が40年変わらない間に医学が進歩して漢方が不要になったケースも多い。
例えばリウマチ。生物製剤ができたおかげで、悪性リウマチの人は救われた。風邪に葛根湯というが、タミフルやリレンザのおかげでインフルエンザも治しやすくなった。胃潰瘍はガスターのおかげで手術はなくなった。
西洋医学の進歩に追いつくように漢方も進化していかねばならない。エキス漢方の効果を引き出すために悪戦苦闘した私だが、患者さんの期待に応えるためには自分で薬を作るしかないと思って自作の丸剤で治療をしている。

巧みなネガティブキャンペーン

大手漢方メーカーが編集に関与したテレビ番組は次のようなフレーズで始まったという。「あら、あなた!漢方は保険が使えるのを知らないの?」そう言うと会話した人たちは大手漢方メーカーが支援する大学の漢方寄付講座に出かけていく。

この場面には大学の漢方外来でさえ保険なのにという、自費診療に対する強烈なネガティブキャンペーンが隠れている。
大手漢方メーカーはマーケティングの父と言われるコトラーからは100点を貰えるだろう。そして経済学の父、ガルブレイスからも賞賛されるだろう。
会社に特殊な技術も特許もないのに1000億円を売り上げる一部上場企業だ。
これは薬価と原材料の差、つまり薬価差益がとてつもなく大きい、反対に言うとエキスの含有量は少ないと言えるのかもしれないが、利幅が大きいということだ。利幅が大きいのは商売の鉄則だ。企業は従業員を養い、株主に配当をして行かねばならない社会的責任がある。

1985年、配置薬会社の社長である成川一郎氏は、各漢方メーカーが作る保険漢方のエキス含有量が余りに低すぎることを[漢方の主張]という本の中で明らかにした。これを是正するべく所謂「マル漢通知」という厚生省からの通知が出された。それ以降は基準値のエキス量が配分されているが、その量でも十分かは臨床で使っている人間にしかわからない。

自費診療をしている医院には特別な技術と知識がある

自費診療をしている漢方医の診療所は漢方の臨床研究の第一線といってよい。そういうところには貴重な臨床経験と知識が蓄積されている。
私のような一介の開業医でさえ健康食品メーカーから是非教えて欲しいと情報提供を頼まれることがある。確かに私の頭の中には健康食品やハーブとして売り出したら大手メーカーでも十分に潤えるような知識が幾つもある。自費の診療所は日本にはほとんどない。そんな少ない所にまでネガティブキャンペーンを張ることはない。

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